ねじっこさんのブログで紹介されてて、面白そうなので読んでみました。
主人公のきりこは、生まれた時から、両親に「可愛い」と育てられ、
自分はとっても可愛い女の子だと思い込んで過ごしてきたのだが。。。
ある日、大好きな男の子に「ぶす!」と言われ、衝撃を受ける。
そう。。。きりこは、ここでやっと自分がブスであることに気づくのだ。。。
そして、きりこと、飼い猫・ラムセス2世とひきこもりの人生が始まる。。。
が。。。ラムセス2世という黒猫、これが、只者じゃないんです!
最初は、どうも、すんなり入りにくい物語で、
読むのが少々苦痛でもあったのだけど、
途中で断念しなくて良かったわ。。。
最後まで読んでこそ、この本の良さがわかります。素晴らしい!
きりこの心を救う、この猫のウンチクのある言葉が、又面白いんです。
あぁ。。。こんな猫、私もほしいわぁ。。。ナンテ。
登場人物たちの、はっとする言葉がいろいろあって、
「死ぬまで生きよう」
「自分の胸の痛みは、自分にしかわからない。
自分以外に、自分を上手に慰めてあげられる人はおらんのや」
「自分のしたいことを叶えてあげるんは、自分しかおらんと思うから」
などの言葉に、しみじみと惚れ込んでしまった私です。
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