第22回 日本ホラー小説大賞
★「ぼぎわんが来る」 澤村伊智 読了。
暑くて眠れない日に、すこしでも涼しくなれば・・・
と思って買った本ですが、
うかうかしてる間に、肌寒い季節になってしまいました。
もうすぐ出産する妻と幸せに暮らしていた田原秀樹、
ある日、秀樹の勤務する会社に謎の訪問者があった。
取り次いだ部下によると、その訪問者は、
これから生まれてくる子に付けようとしている名前を口にしたらしい・・・
まだ、誰にも話していないその名を何故知っているのか?!
ロビーに行ってみるが、その訪問者の姿はなかった。
それ以降、彼の家族の周囲で不気味なことが起こり始める・・・
秀樹には、幼い頃に祖母に聞いた、
地元に伝わる、ある化け物の話が記憶にあった。
謎の訪問者の問いかけに、絶対に返事をしてはいけない!
もちろん、家に入れたりしてもいけない!
「ぼぎわんが来る!」
が・・・幼い頃、秀樹は、その問いかけに返事をしていた・・・
「ぼぎわん」という、その言葉だけでは想像もつかない化け物、
それでも、何か不気味でおぞましい雰囲気を醸し出す「ぼぎわん」
後半の、霊能者との戦いもすさまじく、
ホラー好きにはたまらない物語です。
私の満足度★★★★★
映画化されるということで、こちらも注目!
予告編だけでも、すごい!