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★「カメオ」松永K三蔵
著者、まつながけーさんぞうさんは
ちょっと変わった名前なんですけど
昨年、「バリ山行」で芥川賞を受賞された方で
(↑ 読んでいませんけど)
この本は、デビュー作らしく、
先日、新聞で「面白くて哀しい」と書いてあって
気になったので読んでみました。
主人公、高見は、神戸の物流倉庫に勤務し
新倉庫の建設の管理を任されることになった。
しかし、建設用地の隣地に住む犬連れの男が
何かと工事にクレームをつけてくる。
厄介な男だなと思いつつ、
日々対応に追われていたのだが
ひょんなことから、なぜか、この男の犬を預かることに。。。
そして、一人暮らしの高見は
ペット飼育不可のマンションで犬と過ごすことになる。
この主人公が、また、なんとも言えない「いいやつ」で
ぶつぶつ言いながらも、犬の世話をし
頑張る姿が可愛くて面白い。
そして、想像もしなかった結末に
なんだか感動してしまったのでした。
これ、映画になったらいいのにな。。。
なんて思っちゃいました。
きっと私は泣く(^^;)
私の満足度★★★★★