かばんの中には、当直医マニュアルが入っています。テレビもついていますが、何を言っているのやら。落ち着きません。いつ電話が鳴るかと気になります。先輩からは「電話じゃ『急患です』としか言わねーよ。ともかく看護婦さんの言うことを良ーく聞け」と言われています。電話が、「チッ」とうなってから「ジリリリリリ」とついに鳴りました。「17歳男性、断端形成です」いきなりきました。うーむ、この説明は、心して降りてこいよという心配りです。断端形成は切れて短くなった指の「断端」を指先の形にする形成手術です。もちろんマニュアルにはのってない手術です。医学部の強烈な詰め込み教育を受け、かつ要領もよくなった外科医はM上外科での断端形成にヤマをはっておりました。先輩諸氏からレクチャーは受けていたものの、実地は初めて。当時はこんなことがまかり通っていたのですねえ。(この物語はフィクション+ノンフィクションです)
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