消費者として生産者の顔が見れるという事。
「この野菜がどんな場所でどの様な方々によって育てられているか」という事を知って毎日の食材を調理する事とはこういう事。
訳あって無農薬有機野菜を届けていただけることになった。先日その生産者である林農園での懇親会に参加した。
懇親会の最後に畑の説明を受けた。どの様な作業によりどの様な肥料(驚きですっ!ほとんど肥料には頼っていないと言う状態でした)で育てられた野菜なのかを知った。
配達された大根に軟らかい葉が付いていた。これですっ!
普段スーパーなどで見掛ける大根の葉は直立に葉がのびていますがこの大根は葉が地面を覆うように広がって生育するのです。初めて知りました。「秋づまり」秋作むけ、葉が多少やられても根が成長し作りやすい品種のようです。
この林農園では耕した畑に敵期の種まきが行われて、食べる必要分のみ間引いて行きます。葉を食べるので間引きは本葉が5枚前後引っ張った時に簡単に抜けるのは根が曲がっていて短い。抜けにくいものは根がまっすぐ長いので残すのだそうです。必要な時に必要なだけ収穫し、葉も全て丸ごと頂けるようにその植物の特性を見極めて収穫したり残したりと、本当に一つもムダを出さない工夫がなされているようです。
この様な農法が本当は大変に合理的な理にかなった農法と言うべきだと感じました。
自分や家族が口にする食べ物を熱意を持ってお話を聞いたり見たり考えたりした事は初めてです。
直接作っている現場を見学させていただだいたせいか届けられた大根には何か不思議な親しみを感じた。早速やわらかい大根の葉を刻んで超薄味の柔らかフリカケを作りました。めちゃくちゃ美味しいです。味付けはゴマと減塩醤油が少々です。それだけです。
少々刻み方が雑ですねェ・・・ポリポリ・・
安心して戴ける野菜で捨てるところはほとんどありません。こんな安心な野菜が手に入るという事は凄い事です。
畑という限定領域では、なんらかの肥料をまかないといけないのではないかと思いますが、必要最小限を見極めるということなのでしょうね。
ところで、葉っぱのふりかけ、おいしそうですが、ちょっと接写が過ぎるのでは(笑)
堆肥でも動物性のものと植物性の堆肥では病気や虫には対することなど大きく違ってくるのだそうです。鶏も居ましたから鶏糞は使っているようですが。米ぬかや畑からの雑草も含めた野菜です。それはそれは素晴らしかったです。本格的な農業を目指すために研修生なども来ていました。
この様な農業を継承出来たら素晴らしいですね。ご長男さんが結婚して継いで行かれるようで、心強かったです。
アハハ・・やっぱりそう思われましたか(笑)マクロのレンズで撮りましたから。。目の付けどころが違いますね(汗)・・・