放射線治療が終わりました

尿の出かたに不自由が生じ、検査を受けて前立腺がんと判明してからもう1年半が過ぎました。

一年ほど経過した辺りまではかなり順調にＰＳＡの値が目覚ましいほどに下がり、快適な生活。

このまま全て消え去り全快するのではないかと期待したくなるような日々が続きました。

しかしこのままではいずれは数値も盛り返すときが来ると言う事はネットなどからの情報でも承知していたので、放射線治療（IMRT）を受ける決断をして病院を変えました。

しかしもともと発見した時の悪性度（グリソンスコア）が4+5＝9と言う事でしたからこのまま安穏としてはおれないとは感じていました。放射線治療を受けるにあたってもすんなりと受けられるものではなく7カ月ほど待つことになりました。その間にやはり数値は上がり始めていました。（3カ月に一度のリュープリン注射と飲み薬は続けておりましたが・・）

早く順番が回って来て欲しいものだと、病院を変えることに躊躇っている間に間に合わなくなったのではないかと思ったりもして・・・。「決断を早くしないから・・・ったく！」等と妻としては・・気が気ではありませんでした。

しかしやっと順番が回ってきまして、3月・4月・5月初旬まで38グレイ？とか言う量の放射線を照射いたしました。開始時と終わる前日に調べたPSA値は、僅かながらその上昇を抑えられてしかも下がっていると言う嬉しい状態です。そのまま最初の病院の先生の言うがままになって、何もせずに手をこまねいていたらと思うとギリチョン（笑）セーフ・・と言う事だったかなと胸をなでおろしております。

この件につきまして、夫は（几帳面な性格でもありまして）、記録だけはしっかりと書いているようです。本人に「それを纏めてみたら？」と声をかけてみたのですが、実現できるか？かなり難しいかもです。出来ましたら私がブログやＨＰ等に纏める事が出来ましたらと考えておりますが、実現出来るか？それは分かりません。同じ病状と向き合っておられる方には大変お役にたてるものだと感じます。

これらに関しましては「前立腺がん支援ネットワーク」と言うホームページ（武内 務さん[ひげの父さん]が運営管理しておられます）を始め、多くの方々のご体験の記録のＨＰ等を参考にしてその時々に何回も読ませて頂き、多くの情報を頂きました。この様な方がおられて大変ありがたいことだと感じました。

今後についてもどの様な治療法を選択していくか？この病気に関しては人任せではなしに全て自分で考えて行くという意味では、大変頼りになるＨＰです。私もかなり詳しくなりました。個人差があるそれぞれの症状にどの様な治療を選ぶ事が良いのか、今後もしっかりと考えて参りたいと思っています。

今後の予定はＰＳＡ値の動向を時々観察しながら日頃の生活の管理をしっかりとして参ります。

私も多少疲労が溜まっております。

今迄かなり頑固な便秘症で、それらが多くの問題を引き起こしていたと言う事が分かり、今回の治療に際しても先ずは毎日のお通じを確かなものにしなければならなかったのです。この点をコントロールできるか否かが放射線治療に関して正確に照射が出来るかどうか等、重要な課題でありました。

毎朝パン食にサラダと言う食生活を止めて、玄米菜食に味噌汁の日本食にしました。その方が毎朝の「押し出し？？」には有効だったような気がいたしました。。

努力の甲斐がありまして、毎日欠かさずお通じがありました。夫は多分毎日お通じがあると言う事、しかも毎朝・・と言う事は人生始まって以来のことではなかったかと思います。

何と終了した途端に二日続いて便秘です（苦笑）・・・これではいけないと感じたのでしょう！先ほどいちじく浣腸を買いに出かけました。便秘には精神的な事も影響があるのでしょうか？気の緩みなども？？・・・

詳しい事等はいずれ・・・・何とかしたいですっ！・・・・・ネ！

それにしても疲れました。自分の身体でもない他者のお通じをうまくコントロールする・お通じに良いと言われているお芋類や繊維質の物はガスの発生に影響するので食材も気を付けなければならなかったのです。何を食べたらよいか本当に困りました。繊維質の物を戴かないとお通じに反映されないし・・・・食べるとガスの量に影響するし・・・・到底出来ることではありません。本人も緊張が解けて今ホッとして疲れていると思います。

放射線治療そのものは痛くもかゆくもなく数分で終わる簡単なものですが、それに合わせる体調管理が大変でした。でも何とか毎日快食・快便で通す事が出来ました。

今後半年経過か2年ほど経過後に顕れるかもしれない後発の後遺症には心配しても仕方がありませんので気にしない事にいたします。

薬は丁度切れています。病院からは薬は何も出されていません。しばらく様子を見ることになります。