TDY、Temporary Duty。アメリカの軍隊用語で出張を意味する。世界の僻地の出張記録!TDYの次は日常の雑感

現役時代の出張記録。人との出会いと感動。TDY編を終え、写真を交えた日常の雑感を綴る。

折々の写真&雑感 500

2024年09月08日 | エッセイ
 日本政府はなぜ備蓄米を一般市場に放出しなかったのか?災害時のためのものであると云うが、今がその災害時なのではないのか?新米がもうじき出るからと、買い物客に期待を持たせ、いざ新米が到着すると考えられないような高値になっている。農家は「去年と違い、今年は豊作だ」とニコニコしている米農家の様子がテレビに映し出されていた。ローテーション(先入れ先出し)の法則にのっとり、備蓄米を先に一般市場に出し、その後で今年の新米を備蓄すればいいのではないか?

 米を作るには元手がかかると云われているが、高価な農機具を何台も持ち、すぐに買い替えたり、自分用に高級な乗用車を何台も購入したりする米農家に何で高い購入価格を設定するのか?彼等には非常な余裕がある。それに引き換え、スーパー・マーケットを何軒も廻り、安い米を探し廻っている庶民にはそのようなゆとりはない。政府の無策により米の値段はどんどん値上がりしている。

 農業技術の飛躍的発展により、日本国内でも二毛作が可能になった。而し、米農家は米の出荷料が下がると云ってそれを避けている。彼らは自分だけのことしか考えず、我々消費者のことをちっとも考えていない。我々の税金の上で農家は成り立っていることを忘れてしまったのか!
 
 アメリカの政府は、豊作の時に農家から大量の産品を買い、また酪農業者には業界共通の「CCCバター」というブランドで沢山のバターを作らせて、それを政府はそれを買い取っている。アメリカ政府は不作の時に備蓄したものを放出したり、食料に困っている国々に援助物資として送っている。

 私がアメリカ空軍の仕事をしていた時、軍のスパー・マーケットであるカミサリー・ストアーで購入する日本の青果業者の玉ねぎがの値が高騰した時があった。軍は担当者に命じて台湾から玉ねぎを緊急輸入した。その価格は日本の青果業者の価格の一割にも満たなかった。海軍の輸送船を使ったので運賃は価格に含まれていないとしても、その差は想像もつかないほどであった。

 日本に米が不足することを事前に予測し、政府はアメリカから米を緊急輸入すればよかったのだ。ご存じとは思うが、アメリカにはコシヒカリそっくりの「ダイヤモンドG」とササニシキを思わせる「キャルローズ」と云う米がある。どちらも広大な土地で大量に生産されているので非常に安い。輸入された米を日本の米屋がいくら高値を付けても現在の米の値段の半値以下になるはずだ。政府の無知無策には感心するしかない。

 先週に、当ブログのプロバイダー側の不具合で掲載出来なかった日本民家園の写真を以下に掲載する。宜しくご鑑賞願いたい。















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