10月24日〜27日、北海道大演習場で行われた、
第7師団戦車射撃競技会。
第7師団といえば陸上自衛隊唯一の機甲師団。
当然師団の戦車配備数も日本一。
自衛隊が保有する戦車のおおよそ三分の一がここに。
その第7師団の各部隊の戦車が集まって。
射撃競技会が行われたそうですから迫力満点だったでしょうね。
配備されている10式、90式戦車が、
同じルールで射撃精度を競い合ったそうですよ。
結果なんですが、
なんと、第72戦車連隊が連隊の部、中隊の部、小隊の部と全て1位の完全優勝。
びっくりだったのがなんと90式戦車だったこと。
最新型の10式ではなかったんです。
2019年の米国NTC訓練で奮闘したのが
第72戦車連隊だったということもあったのでしょうね。
これで90式戦車ののほうが10式より高性能?
思うに戦車射撃競技会の内容が90式戦車向きであって、
10式向けの内容の戦車射撃競技会だったら、
90式はいくら演練しても10式戦車には手も足も出ないと思われます。
戦闘機の訓練でドッグファイトだけの訓練なのか、
レーダー性能が如実に出る訓練なのかでも変わってきますよね。
もちろん第72戦車連隊の完全優勝は、
隊員さんの努力が報われて喜ばしいことです。
10式戦車だからこそできる戦い方があるでしょうし。
数年後10式でも陳腐化しないとも限りませんし。
最近は次世代戦車の概要がだんだんと見えてきた感じもありますよね。
ハイブリッドの動力でより大口径の高威力の主砲や警戒ドローン積んでたり…
でもメーカーからの提案レベルで、
軍ががどう採用するのかも全く未知数。
陸戦の戦い方が変わっていきそうな感じもしますが、
打つコマが無くなったら、結局は旧来の戦い方みたいですし…
結局はコスト重視の新旧混ざったハイブリッドになるんでしょうね。