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日本、モスボール始めるってよ。

2024年09月06日 | ミリタリー

117兆円超の2025年度予算の概算要求。
防衛予算も過去最大の8兆5389億円。
その2025年度防衛予算の中に7億円を計上し、
退役戦車等のモスボールを行うと決めたそうです。

モスボールとは…
使用しなくなった装備品等の機材を劣化を防ぐ処理をした上で保管すること。

未だに終わりが見えないロシアのウクライナ侵略。
消耗してもどんどん押していっているロシアは、
大量にモスボールしていた旧型のT-62戦車やT-55戦車を、
使えるように整備してウクライナに送り出しています。

日本では今までモスボールは行われていませんでした。
駐屯地の中に展示されている退役した装備品は、
定期的に塗装を塗り直されたりしてはいますが、ただの展示品。

モスボールされる予定の装備品ですが、
2025年度は74式戦車30両程度に加え、
90式戦車やMLRSだそうです。
日本の74式以降の戦車は全て油圧サスペンション。
モスボールに不向きとは思いますがしょうがないですね。
不幸にもモスボールされた戦車を使用しなければならなくなった時は、
油圧サスペンションを復活させないといけないでしょうから、
大変な作業になるかと思います。
MLRSのモスボールってどうなんでしょう。
多連装ロケットシステム「システム」ですからね…
74式戦車だったら16式機動戦闘車と同じ砲弾ですから当分は大丈夫でしょうが、
MLRSの弾薬も保存しておくのでしょうか。
それともMLRSの後継でHIMARSを使っている米軍頼み?

私的には火砲が300門に減ることで、
北海道以外の陸自の155mm榴弾砲は、
将来的に多くが19式装輪自走155mmりゅう弾砲に更新されるでしょうから、
退役のFH70もモスボールをお願いしたい所です。
でも日本でモスボールされた装備品を復活させる時は、
海に囲まれた日本本土に上陸されて陸戦が行われているという状況。
日本にかなりのダメージがあるという事では…
空自も海自も壊滅的状況…?
それとも日本侵攻を察知して、
攻め込まれる前にモスボールを復活させるって事なのかもしれませんね。
まあ今までの装備品は退役後スクラップ行きで、
ちょっともったいなかったのかもしれません。

しかしなんですね、ロシアのウクライナ侵略は、
日本の防衛のあり方を変えてしまいましたね…


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2 コメント

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お疲れ様です〜〜 (ごろんた)
2024-09-07 17:29:53
モ、モ、モ、モスボ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ル!!!
やっと、やっと、ついに
自衛隊もモスボール!!!
74式戦車キタ〜〜〜〜〜〜っ!!

わたくしめが億万長者であったなら…
すべての74式戦車と90式戦車を買い上げて
完璧管理システム完備の倉庫にて保管してさしあげるのにっ!!!!
そんでもって、退役護衛艦もちゃ〜んと
専用港作ってアメリカ並みのモスボールセンターに収容
そんでもって、退役ファントムその他航空機を
巨大地下モスボール基地に収容してお世話するのに〜〜〜!!!

と…遠大な妄想を抱いていましたが
ついに防衛省、考えてくれたんですね(涙
今までは平和な日本でしたが
今じゃあ内憂外患、とんでもない状態。
いつ「有事」が発生するかもわからない今
使える装備品「兵器」はひとつでも多くて悪いことはありません。

まだまだ使える(と思われる)戦車は
使わないと…もったいないです。

う〜ん…ミサイルは、、、どうしましょうね。
もしMLRSをモスボールなら
FH-70はどうでしょうか?こちらも弾薬に難ありってなりそうですね。
もともとドイツとどこかの共同開発品ですし〜〜
国産でないと、モスボールは厳しいですね。
あ、国産であってもメーカーさんが残ってないと…

モスボール嬉しいけど、おっしゃる通り危機感が透けて見えます…
日本人が長らく馴染んできた
パンとサーカスの時は終わりに向かっているのでしょうか…´д` ;
返信する
Unknown (堀倫)
2024-09-07 18:42:12
>ごろんたさんへ

日本もついにモスボールっすよ。
日本は湿気が多いので専用の施設内に保管されるみたいですね。
特に74式戦車は、その形でファンも多いですし、
105mm戦車砲弾は16式と共通できますしね。

90式も10式と同じ口径ですが、
90式が10式用のAPFSDSは使えないそうなので、
不幸にも90式が復活する時は10式と同じ戦車砲の装換かと思われます。

問題はMLRSのモスボール。
確か日本のMLRSは2029年度までに全廃だったと思うんですよね。
復活させても同様の部隊は無いでしょうしどう運用するのか…
ひょっとしてHIMARSを自衛隊にも?
だとしたら解決しますよね。
もともと上陸してくるソ連部隊を面制圧するために導入されたMLRS。
だけどクラスター爆弾禁止条約に署名した日本。
なので今はウクライナでのHIMARSと同じ使われ方のピンポイント攻撃用。
後継は島嶼防衛用高速滑空弾となっていますが、
どうなるのでしょうね。

FH-70は155mmで同じ口径に西側砲弾は使えるでしょうから、
FH-70こそモスボールにって思ってます。
ウクライナでの戦い見てると、
火砲と砲弾数が戦局を左右してるみたいなので、
最もモスボールすべきものかなと思いました。

米国には航空機の墓場みたいなとこがありますよね。
そこから部品取りしたり…
なので未だにB-52なんかを飛ばせるんだと思います。
日本は国土も狭いですし、空気も乾燥していない。
モスボールには不向きなのかもしれませんが…

昨年度から防衛費が増額になり、
トマホーク等のスタンドオフミサイルを前倒しで購入。
空自海自のマークは番号はロービジに。
そして今回のモスボール。
他にも弾薬の備蓄を進めてますし、
海上輸送能力を増やす予定になってます。
何かを恐れてるかのように準備する政府。
海上輸送能力を増やすということは島嶼防衛。
南西諸島を守るため。
中国による台湾有事がすぐそこなのでしょうか…
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