なんと、日本政府がウクライナなど武力侵攻を受ける国に対し、
殺傷能力がある防衛装備品の、
無償提供を可能とする法整備を行う方向で、
検討に入ったそうですよ。
1月13日に予定されている、
日米首脳会談へのお土産でしょうか…
今の自衛隊法第116条の3では、
国際法違反の侵略を受けている国に、
防衛装備品を他国に無償提供することを認めているそうなんです。
でも弾薬を含む武器は対象外だそう。
なのでロシアのウクライナ侵略で、
今まではヘルメットや防弾チョッキに戦闘食糧などでしたが、
法改正し施行後は自衛隊の武器や弾薬が、
ウクライナに送られることになるのでしょう。
でも日本が送った武器で血を流す人が出るのは確実。
日本の武器提供についていろんな考えがあるでしょうが、
もし日本が同じ立場に立ったら現状だと、
どこの国からも武器供与は期待できない状態ですからね。
日本…自衛隊から提供できる装備品は何があるでしょうか。
やはり一番求められていた110mm個人携帯対戦車弾(パンツァーファウスト)でしょう。
そして84mm無反動砲(カールグスタフM2)でしょうか。
日本も冷戦位まで戦車大国のロシア侵攻に備え、
普通科の対戦車火力として相当数保有しています。
自衛隊もいっその事軽い新型を導入して、
その分古いカールグスタフM2をウクライナへ。
古いし重いしで敬遠されるかもしれませんが…
自衛隊が備蓄している小銃弾は、
規格が違うので送ってもしょうがないでしょう。
でも155mm砲弾は西側基準の155mm砲が一定数送られているので、
その砲弾は喜ばれるでしょう。
一緒に廃棄予定のFH70155mm榴弾砲も、
一緒にできるのではないでしょうか。
同じ廃棄予定の多連装ロケットシステムMLRSもでしょうね。
有名になったHIMARSはMLRSの小型装輪版ですからね。
さらに自衛隊が保有しているMLRSの227mmロケット弾は、
今ウクライナで運用されているHIMARSのロケット弾と同じGPS誘導方式の物なので、
受け入れやすいのではないでしょうか。
ただ自衛隊もたまに撃つ弾がないのがたまに傷。
と揶揄されてたくらいですから、
送れたとしても微々たる量になるのでしょうけど。
ところがこの無償提供を可能とする法整備のねらいは、
日本政府的にはペトリオットをウクライナへ提供したいみたいですね。
ペトリオットは攻撃兵器でなく防空システムですし、
攻撃的なイメージはそうないですしね。
ウクライナへは教育から行わないといけないペトリオットシステム。
米国もウクライナに供与すると発表されましたから、
米国に便乗というか米国から圧力があったのかもですね。
航空自衛隊はどうやりくりするんでしょうか…