goo blog サービス終了のお知らせ 

つぼみな日々

いろんな花の蕾をもっていたい。たくさんの花を咲かせたい。
言葉を紡ぎたい私のブログです。

"Hope I die before get old."

2013-11-07 07:55:03 | 日記
出品していた東京書作展の結果が返って来た。
とりあえず入選はしたものの、そのうちのどれが展示されるのかがわからない。
しかも下位賞なので、11月末の会期の前半のみの展示になる。
入選したもののうち、成績が良かったものが展示になると思うが、それが少字数だったら少し悲しい。
いや、少しじゃない、せめて「リンダリンダ」でなくても漢詩作品にしてほしい。

自分で書いた「リンダリンダ」を写真に撮っておくのを忘れたので、もはやどんなであったのかよく思い出せない。
作品は返ってくるからいいのだけれど、展示されるものは裏打ちといって薄い書道用紙の裏側にもう1枚きれいに紙を貼って表装されるから、どうせなら「リンダリンダ」を表装してほしい。
なんというか、この表装代がすごく高いので、そういう意味でも、どうせなら。

書いたら誰かに見てもらいたいと思うし、でも、書いているだけでも十分に楽しい。
でも、やっぱり、書いたら見てほしい。


先日、姪が来る前に「アンパンマンマーチ」のコードをギターで追っていた。
ギターを弾きながら、改めて見てみるとものすごい歌詞である。
「アンパンマンマーチ」は戦争で特攻隊に志願して22歳という若さで亡くなったやなせさんの弟に向けて作られたと言われているらしい。
アンパンマンは子どもが揃いもそろって中毒を起こすようなアニメだけれど、やなせたかしさんが作るその世界観は年を取った大人たちにも通ずる哲学のようなものが確立されている。


そうだ!嬉しいんだ生きる喜び
たとえ胸の傷が痛んでも

何の為に生まれて 何をして生きるのか
答えられないなんて そんなのは嫌だ!
今を生きることで 熱いこころ燃える
だから君は行くんだ微笑んで。

そうだ!嬉しいんだ生きる喜び
たとえ胸の傷が痛んでも。

嗚呼アンパンマン優しい君は
行け!皆の夢守る為

何が君の幸せ 何をして喜ぶ
解らないまま終わる そんなのは嫌だ!

忘れないで夢を 零さないで涙
だから君は飛ぶんだ何処までも

そうだ!恐れないでみんなの為に
愛と勇気だけが友達さ

嗚呼アンパンマン優しい君は
行け!皆の夢守る為

時は早く過ぎる 光る星は消える
だから君は行くんだ微笑んで

そうだ!嬉しいんだ生きる喜び
たとえどんな敵が相手でも

嗚呼アンパンマン優しい君は
行け!皆の夢守る為



ついでに、ムッシュかまやつの「ゴロワーズを吸ったことがあるかい」

ゴロワーズというタバコを吸ったことがあるかい
ほらジャン・ギャバンがシネマの中ですってるやつさ
よれよれのレインコートのエリを立てて
短くなる迄 奴はすうのさ
そうさ短くなる迄すわなけりゃダメだ
短くなるまですえばすうほど
君はサンジェルマン通りの近くを
歩いているだろう

ゴロワーズというタバコを吸ったことがあるかい
ひと口すえば君はパリにひとっとび
シャンゼリーゼでマドモアゼルにとびのって
そうだよ エッフェル塔と背くらべ
ちょっとエトワールの方を向いてごらん
ナポレオンが手を振ってるぜ
マリーアントワネットも
シトロエンの馬車の上に立ち上って
ワインはイカガとまねいてる

君はたとえそれがすごく小さな事でも
何かにこったり狂ったりした事があるかい
たとえばそれがミック・ジャガーでも
アンティックの時計でも
どこかの安い バーボンのウィスキーでも
そうさなにかにこらなくてはダメだ
狂ったようにこればこるほど
君は一人の人間として
しあわせな道を歩いているだろう

君はある時何を見ても何をやっても
何事にもかんげきしなくなった自分に
気が付くだろう
そうさ君はムダに年をとりすぎたのさ
できる事なら一生
赤ん坊でいたかったと思うだろう
そうさすべてのものがめずらしく
何を見ても何をやってもうれしいのさ
そんなふうな赤ん坊を
君はうらやましく思うだろう



これらについて何か言うことはできるけれど、ああ何も言わなくてもいいや、そういうことだから。
というある種の屈服感がもたらされる。