実家に行った時のこと、父が買ってきたコーヒー豆を分けてくれることに。
ところが我が家には、ミルがありません。
そのことを話すと・・・
父がこれを、くれました。
・・・いいのかな? 私がもらって・・・。
これは、父が長年愛用していたコーヒーミルです。
私が小学生の頃にはもう家にあって、これでコーヒー豆を挽いてはサイフォンで淹れていました。
40年以上使い続けていたということなんです。
だから、あっさり持って行けといわれたので、ビックリして、少し寂しいような気もしてしまいました。
体力的に、もうきついのかしら・・・。
でもね、持っていけと言うので、有り難くもらって帰ってきたというわけです。
ノリくんが、メーカーのことを調べてくれました。
手掛かりは、プレートに記されている、“MADE IN GERMANY KyM”の文字。
ネット調べてくれたそうですが、詳細は分からなかったそうです。
でも、メーカー自体は50年代に消滅してしまったようだということでした。
実家では “ゾーリンゲンのコーヒーミル” と呼ばれていました。
私はてっきり、ゾーリンゲンというメーカーで作られたものだと思っていましたが、そうではないようですね。
ノリくんは、ザッセンハウスと混同されていた可能性も指摘しています。
はて、父はどうやってこれを手に入れたのかしら?
今度、聞いてみましょう。
さて、早速コーヒー豆を挽いてみましたが、どうも粗くなってしまいます。
ノリくんが、調整機構があるだろうと探してくれたところ・・・
ありました。引き出しを外して中を覗いてみたら、こんなレバーが隠れていたそうです。
ところが、残念ながら内歯と外歯がうまくはまっていなくて、どうにも細かく引くことが出来る様にはならないようです。
でもね、ノリくんが言うには造りがシンプルですし、旧いドイツ製の道具なので、必ず修理できるように作られているはずだとのこと。
修理方法を考えてくれているようです。
直してくれたら、嬉しいです。
よろしくね。