ricetta della vita

イタリア料理教室「COMODO」主宰 
美味しい話をしましょう

9月16日 レッスン15日目

2009-11-07 | イタリア滞在記
サンマルコ教会美術館にとうとう入ることができた。朝から雨降りで入場と同時に傘を入れる袋を男性の係員が笑顔で配ってくれた。入場料も?4と良心的だし、気に入ったよ。トイレもイタリアには珍しくとても明るくて清潔だったし!

ギルランダイオの天地創造は確かにずいぶん痛みが激しくて下の方がかすれていたが、みどりちゃんの言うように、サヴォナローラの処刑の翌年に制作されたことで非常に意味のある絵だということがわかる。また、サヴォナローラの肖像画には、観光客の誰一人として目を留めないのが残念だ。何よりこの人のやったこととそれによってFirenzeやイタリアがどのような影響を受けてその後の歴史に重要な意味を為したか、またなぜサンマルコに肖像画があるのかということを頭に置いてこの肖像画を見るとより一層興味深いのだが。。。2階の彼の修道室。シニョリーア広場には、今と違って彫像類がなく、純粋に市民のための広場であった場所で処刑のための足場が組まれ、それを遠巻きに眺める人々の様子とPalazzo vecchioが描かれている絵があった。1階でサヴォナローラの横顔を見てからこの部屋へ入ると、ますます歴史を深く知りたくなる。

アンジェリコの受胎告知は階段の登ったところ!みなさん足を留めて見入っている。彼の絵には独特の品の良さが感じられる。この絵だけでなく、表情がとても柔らかで装飾品や服の質感がどうのというよりもむしろ表情に品がある。見ることが出来て本当に良かった。その他、メディチ家の部屋には隠し部屋の扉があったり、床材の裏面にも絵があったりするのをしっかり見て来た。

それにしても天気が安定しない。なんだか今日は私の上に雨雲があるみたいで。午前中もひどかったけど、特にCoopに行くためのバスを待っているときとそのバスを降りたとき、なんか悪いことしましたっけ?って思ってしまうほどのひどい雨!

どうしても買いたいチョコレートがあって、そのためにここ数日はスーパーを探しまわっている。カブールから6番のバスに乗ってなんとか見つけたCoopは広いし大きいしかなり充実している。もっと早くに知っていれば~。でも、でもやっぱりあのチョコレートはなかった!それから余裕を持ってレッスンの時間に間に合うように歩いて行った。途中、何度も傘を開いて閉じてを繰り返し、いい加減いやになってきた。やっぱ雨雲がついてるよ。おまけに、順調いってたはずの道のりがわからなくなってダッシュで4時に間に合った。ものすごい疲労感だ!

今日の2品にポルチーニがふんだんに入っていた。しかも、先生が使っているのは固くて大きな質のいいもの。当然ながら大きなものはお値段が張ります!あのくらいのを買って帰りたい!

polpettoはソースがかかるかと思ったのにありませんでした。おかげで水をたくさん消費した。ちょっとソースがあった方がいい。

Torta di Risoは日本に戻って多分作ることはないんじゃないかと…だって、お米だし。重いし。カラメルだけは応用がきくのでまあいいけどね。

スタート時間が少し遅れたせいもあってか、終わりが9時を回ってしまった。先生はもう寝ると言っていた。私はC嬢と写真を撮って彼女とはブログ友だちかな~。C嬢はまだ学生でいろいろと悩みもあるらしい。私たちが遠い昔に通ってきた道にいるんだね。今は泣いてもなるようにしかならないことってあるし、それでも20年後はどこかで生きてるよ。今は思いもよらないどこかでかもしれないよ!

明日でラストは信じがたい。じゃなくて信じたくない!やり残したことがたくさんあるし、帰ってから何をしようか!荷物詰めなくちゃ。でも、遠くのエッセルンガに行こうか。市場ももう一度行きたいし、最後の町歩きもしたい、、、明日もハードだ!


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