東レ パンパシフィックオープンテニスで…

有明で『東レ　パンパシフィックテニス』を見てきた。毎年この大会に足を運んでいるが、昨年から開催場所と時期が変更になった。それまでは千駄ヶ谷の東京体育館で２月に行われていたが有明なら私の住まいから近いので行きやすくはなった。しかし、大会運営にはがっかりさせられている。昨年も今年も雨により屋外コートが使えずに観客席のない場所で数試合を消化している。その試合を見に来たお客さんに対して失礼だ。有明に場所を移したということは、屋外の試合も見られるということ、そしてその分チケット代も高くなった。と理解していたので、開催時期の見直しは必要だろう。観客席がある代替のきくコートが有明の近くにあれば話は別だが。

また、ドローシートを買った際に、サイン会の抽選券をもらいくじを引いたところ、運良く当選した。ただし、その時点ではどの選手のサイン会なのか何時から行うのかは決まっておらず、各自で後ほど確認してくださいと言われる。アナウンスもないとのことだったので、その後何度もロビーまで降りて発表を待ったが一向に掲示がされない。そうこうしているうちに杉山愛ちゃんの試合が始まりそうだったので、席に戻って観戦をしていた。すると、１セット目の終盤、ちょうどタイブレークに入る頃、いきなりのアナウンス「２時からサイン会をしているから整理券を持っている人はどうぞ」というような内容だった。えっ！今一番いいところじゃない！今日はみんなこの試合を見に来てるのにどうしてこのタイミングなの？！席を離れて出入り口に着く間に試合が再開されそうだし、１セットはとにかく最後まで見よう。という判断で次の休憩時にダッシュで階段を駆け下りた。すると、スタッフが「お疲れさまでした～」とか言いながら後片付けをしている。アナウンスがあったのはほんの１２分ほど前のこと。こんなに早く終わってしまうものなの？
ちなみに、サイン会をした選手はダブルスで勝ち上がったスキアボーネとクレイバノバ。やっぱりだ。スキアボーネ（引き締まった肉体と闘志あふれるプレーが持ち味のイタリア人！）にはいい試合だったと声をかけようと思っていただけにショックだ。確か１時間前に掲示はされていなかったはず。ということは、誰にも来てほしくなかったんだね。 “お役所仕事かよ！”と悪態のひとつもつきたくなるってもんでしょう！

本当にテニスを普及させたいと思うなら、運営を見直して入場料をもっと安くして観客席をいっぱいにしてみろ！