「即興曲集」&「楽興の時(全7曲版の予定で作曲された)」と同時期の作品で、シューベルト自身は「最も親しみ易い作品」と感じて作曲された D895 & D934
シューベルトは、1825年初頭から「自分の思い通り」に作曲した作品を出版できるようになった「ロマン派作曲家」
である。この時期を「後期」と呼ぶ。その後期の中で、1826年末辺りから
「密度の濃さ」と 「演奏家」または「聴き手」との距離感を狭くした作品群
がある。その最初が D885 だったか? D887 だったか? D894 だったか? D895 だったか? は判らない。私高本が「猫頭ヒョーロンカ」だからだろう。この点について、本日から問い詰めて行きたい。