ウィーン宮廷歌劇場(現:ウィーン国立歌劇場)委嘱作品=オッフェンバック「ラインの妖精」は、「ホフマン物語」を諧謔性を抜いて、抒情性を積み重ねた作品
私高本が「好きな作曲家」の上位に位置するのは、シューベルトだけでなく、オッフェンバック。これまで、東京オペラプロデュース「地獄のオルフェウス」「青ひげ」や新国立劇場「ホフマン物語」などで親しんで来た作曲家だが、近年研究が進み「ラインの妖精」がクローズアップされて来た。こともあろうに、かの ウィーン宮廷歌劇場(現:ウィーン国立歌劇場)からの委嘱作品であり、当時の上演習慣から「ドイツ語上演」だった。