詩人PIKKIのひとこと日記&詩

すっかりブログを放任中だった。
詩と辛らつ日記を・・

子猫

2006年05月02日 | Weblog
朝になるときまって
駐車場にうずくまって
じっと
僕の顔を見上げている子猫がいる

毎朝 毎朝
その子猫に話かけたい欲望にかられる
ぼくがまだ学生の頃飼っていて
よく二階の窓から放り投げた
子猫にも似ているし
今年春ジョギング中に
いつまでも啼きながら
ついてきた子猫にも似ている

ぼくが”不幸せ”と名づけたその子猫は
今朝もまた
ふらりとどこからやってきて
僕の顔を見上げてる
まるで
シュレジンガーの猫みたいな子猫