詩人PIKKIのひとこと日記&詩

すっかりブログを放任中だった。
詩と辛らつ日記を・・

神さま

2006年05月10日 | Weblog
いつも遅刻してくる
せっかちな指揮者みたいな神さま
「天使さん、ちょっと音が小さいよ」
「悪魔さん、もうちょっと音を控えて」
「おいこらモンスター、寝てんじゃねえよ!」

神さまは
遺失物のようなもんなのかもしれない
それとも
ちょっとだけ意地の悪い
遺失物係のようなもの

存在の気配が
ずっとしていたのは
ぼくの心のやましさのせいだったろうか

「ぼくの命の残りの分を
母のためにあげてください・・
どうか神さま・・」
けれども
手術のあとすぐに亡くなってしまった母

もうどうでもいいやと
探すのをやめたとたんに
ひょっこり現れたりする神さまって 
ほんとはペテン師みたいな奴なのかも