いつも遅刻してくる
せっかちな指揮者みたいな神さま
「天使さん、ちょっと音が小さいよ」
「悪魔さん、もうちょっと音を控えて」
「おいこらモンスター、寝てんじゃねえよ!」
神さまは
遺失物のようなもんなのかもしれない
それとも
ちょっとだけ意地の悪い
遺失物係のようなもの
存在の気配が
ずっとしていたのは
ぼくの心のやましさのせいだったろうか
「ぼくの命の残りの分を
母のためにあげてください・・
どうか神さま・・」
けれども
手術のあとすぐに亡くなってしまった母
もうどうでもいいやと
探すのをやめたとたんに
ひょっこり現れたりする神さまって
ほんとはペテン師みたいな奴なのかも
せっかちな指揮者みたいな神さま
「天使さん、ちょっと音が小さいよ」
「悪魔さん、もうちょっと音を控えて」
「おいこらモンスター、寝てんじゃねえよ!」
神さまは
遺失物のようなもんなのかもしれない
それとも
ちょっとだけ意地の悪い
遺失物係のようなもの
存在の気配が
ずっとしていたのは
ぼくの心のやましさのせいだったろうか
「ぼくの命の残りの分を
母のためにあげてください・・
どうか神さま・・」
けれども
手術のあとすぐに亡くなってしまった母
もうどうでもいいやと
探すのをやめたとたんに
ひょっこり現れたりする神さまって
ほんとはペテン師みたいな奴なのかも