詩人PIKKIのひとこと日記&詩

すっかりブログを放任中だった。
詩と辛らつ日記を・・

戦後日本のアイデンティティー・・「阿修羅のごとく」、小沢昭一、落語、オデン

2009年06月25日 | 日記
昭和40年代から50年代にかけてのテレビドラマ全盛期に、シナリオライターとして数々の名作を数多く生みだした向田邦子さんの生誕80年だというーhttp://www.news.janjan.jp/culture/0906/0906235672/1.php

向田邦子作品で脚本を読んだのは表題作品だけで、テレビで観たのは、「寺内貫太郎一家」をぼんやりと覚えている。

「阿修羅のごとく」はその題名に惹かれて読んだんだけど、小津安二郎監督映画を連想だった。日本でしか生まれえなかった物語なのだろう。

宮澤賢治の詩の”俺はひとりの修羅なのだ”という強烈な詩句がいつまでも記憶に残っていたので、もっと激しい物語を想像していたのだけど・・今はない懐かしい昭和を偲ぶには最適な物語なのかもしれない。

これから生み出されるぼくらの物語こそが、「阿修羅のごとく」という題名に相応しいのかもしれない。

今朝4時からの小沢昭一氏の話がとても面白かった。続きは明朝4時からNHK深夜ラジオで。小沢氏は城山三郎氏や僕の父と同じような経歴だ。戦争末期に、まだ十代で海軍に志願した城山氏や僕の父。そして海軍士官学校へ入学という小沢氏。
海軍士官学校では、戦後日本を想定して英語教育に力を入れていたとか・・

日本には、落語好きとも言うべき文学者の系譜があるのではと思う。その始まりは漱石と子規だろと思う。武士が滅んだ現在、江戸文化を残す稀有の文化なのかもしれない。

その特徴はー ①反権力・反権威 ②苦いユーモア ③肩肘はるのが大嫌い ④タブーへの挑戦 ⑤現実・物への偏愛と人間心理への飽くなき追求
それを受け継いだのが、賢治、井伏鱒二、安吾、太宰治、山本周五郎、司馬遼太郎・・のような気がする。

彼らの特徴はまた、日本料理・日本文化の真髄を体現しているオデンにも通じるのかもしれない。多様性化こそ進化の方向だったし、日本文化のキーワードなのではと思う。

オデンには酒、醤油、味噌(名古屋近辺だけかな?)、昆布、豆腐&豆腐加工品、魚肉練り物、魚貝類、野菜(日本独自の大根からジャガイモ・ごぼう・キャベツ~トマトまで)、牛筋肉・・日本独自の発酵醸造食品や伝統食材等をこれでもかと鍋に放り込んで煮込みながら、それぞれの持ち味が生かされてる上にシンプルな味・・という世界でも稀有な料理ではと思う。

臓器移植法改正案A案は子供の人身売買や臓器売買になるに違いない

2009年06月25日 | 政治
衆院本会議で可決された臓器移植法改正案A案(脳死後の臓器提供の年齢制限を撤廃し、本人の意思表示なくとも家族の同意で臓器提供を可能にする案・・これで15歳未満でも臓器移植が可能に)での最大の問題点は、人身売買や臓器売買が盛んになる点ではないかと思う。

それでなくても、日本は先進国中で最も人身売買が盛んな国であり、ヤンソギル「闇の中の子供たち」(映画化)のように・・大金で東南アジアへと出かけては、人身売買された子供たちの臓器移植をやってきた国民なのだから。

毎日のように報道されてる子供の虐待も、東南アジア等からの人身売買も氷山の一角だろうし、世界に冠たるロリータビデオ天国という実態もまた。

ぼくがつい最近解雇された創価学会系企業の職場(市役所公的施設の委託管理)でも、ロリータビデオが山積みにされていて、上司に見ることを強制されたり・・労災隠しや、数ヶ月間仕事を与えられなかったパワハラ・セクハラ、公的施設のパソコンを使い税金でネットからそのようないかがわしい画像をダウンロード・加工して見るのを強制等を労働基準監督署に訴えても・・

そこの高給官僚に鼻であしらわれるような日本低国では、将来間違いなく、子供たちが人身売買されるようになり、子供たちのの臓器売買が一大ビジネスとなることだろう。

ポチ犬の遠吠えを繰り返してる・・売国奴中の売国奴の竹中平蔵・小泉純一郎とを国会へと引きずり出すべきだと思ったのはー
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/

◆これを書いていて連想したのは泉谷しげる「国旗はためく下に」ー
http://www.youtube.com/watch?v=XymtqjY_TQA&feature=related

熱中

2009年06月25日 | 日記
君はいま
なにかに熱中してるだろか
もしそれならいいんだけど

子供時代のぼくは
凍雪をどこまで真っ直ぐに歩けるかに熱中してた
5万分一地図に記された
名もない大きな湖へが目標だったのに
いつも辿り着けなかったあの頃

アイヌ語地名辞典を片手に
住んでいた町の地名を
すべて確かめないと気がすまなかった

こんなにも詳細な地名をつけるのは
農耕民族だけなので
アイヌ民族の半分は
本州から追い出された蝦夷の子孫に違いない

就職してからの休日は
24時間の間に
車でどこまで行って帰って来れるかに熱中だった

トップの猫さんの写真は
一昨年駒ヶ根サービスエリアで出会った野良猫さん
ぼくは飼い猫も家畜も大嫌いなんだ

金網の向こうから
こっちを振り返りながら
土管へともぐりこんでしまった野良猫さんたち
金網を乗り越えて探したけど
とうとう二度と会えなかったっけ

ぶらぶらと道を下ってくと
まるで城みたいな
それはそれは立派な
海外青年協力隊の研修施設


◆今夜聞いてるのは懐かしい「Light My Fire」- The Doorsーhttp://www.youtube.com/watch?v=M_yWyBjDEaU
◆初めて聞いてからずっと好きなのはCCRの「Have you ever seen the rain?」

http://www.youtube.com/watch?v=TS9_ipu9GKw
◆この曲も忘れられない人生の応援歌ー
http://www.youtube.com/watch?v=0ROalKnVZfU&NR=1