詩人PIKKIのひとこと日記&詩

すっかりブログを放任中だった。
詩と辛らつ日記を・・

君住む街の夢をみた

2009年06月26日 | 日記
かって君が住んでいた街は
どの街よりも美しい
かって一度だけ
君と一緒に駅まで歩いた街は
いつまでも忘れられない街

夢のなかで
その夢のような街を
君と手を取り合って
逃げ回っていた

暗い公園を
街路樹の雑踏を
川のほとりに点在する
路上生活者たちのダンボールの家のあいだを

ぼくは王子なのだという
そして
君は王女なのだという
たぶん夢の国の・・

最後に
背広姿の追っ手たちに見つかったとき
ぼくは王子なんかではないことに気づく
闘うことだけが
ぼくの宿命なのだとも

ぼくの最後の闘いのとき
ふっと
「自分だけを責めないで」
そんな君の声が
聞こえてきたような気がした

たからもの

2009年06月26日 | 政治
ぼくの宝物って
いったいなんだろう
きみの宝物っていったい

宝物って
失ってはじめて
わかるものなのかもしれない

フランスからやってきた
青い目の馬さんが
初めて挨拶してくれた冬の朝の
幸せだったこころ
ぼくも
お前も一人じゃないんだと

宝物って
失ってはじめて
わかるものなのかもしれない

「地球に優しく」となんかではなくて
地球に生きる
すべての生き物たちに
優しくしよう

数百兆円という膨大な内部留保を溜め込みながら
そのために血と汗と涙とで貢献してきた
派遣や非正規社員切りを 
真っ先に
なに躊躇うことなくやった大企業たち

金儲けのためなんかのエコではなく
なんとか生きのびたいと
今日も懸命の
すべての生きものたちのための
エコであって欲しい

今日もまた
刑務所の鉄格子の窓
星さえみえない窓から
君は空を見上げてるのかもしれない

「ごめんな・・」と今日も
三日月を見上げながら
呟いてるぼくがいる