もうそれ以上最低がない所で
泣きながら食べたご飯や一杯の水の旨さを忘れられない
それを差し出してくれた人々もまた
誰かからそうしてもらった恩返しなのだろうか
そんな最悪の時に
周囲の人間たちは蜘蛛の子を散らすように去ってゆく
それをカサにきて高圧的になり
イジメを堂々とやり始める奴さえいる
それとは正反対に
手を差し伸べてくれる極々少数の人々もいる
子供たちも以前は
そういう煌めく星のような存在だった
それを段々とブラックホールに変えて行くのは
私利私欲しか頭にない政官財宗教の支配者たち
日本はもう「ない袖は触れない」のであり、「戦争に寄生する吸血鬼どもにやる金はない」のであり・・どの時代のどの地域政府にも共通する「食の安全」以外には、もう一円も金を出さないと宣言すべき!もちろん1%が儲け99%が食うや食わずになる戦争など論外!
九月の詩(6) 屋上から
はるか屋上から晩夏の泡立つ海がみえる
屋上からじゃなくても見えるけど
ふるさと吹く風を感じたかった
屋上のぼくらの下には
ただただ
北へと流れるばかりの黒潮の澪
くそ不味い国産ウイスキーを回し飲みながら
真昼に輝く海へと
下手糞な頌歌を口ずさむ
誰もがみんなもう
目的地も羅針盤も見失なってしまった
さ迷う難破船のように襤褸の中で夢見るだけ
誰かがキラキラのコインを
鉄柵の外の蒼穹へと放り投げる
ぼくらにはそんな事しかもうやることがない
コインがはるか下のゴミタメへの銃弾になる
誰かが「酒でも飲みにでも行こうや!」呟く
誰もがそれに賛成しないのだが
「いつかは俺だって・・」と思いながら階段を下ってゆく
日本は3・11以降はもう、「ない袖は触れない」のであり・・「戦争に寄生する吸血鬼どもにくれてやる金はない」のであり・・どの時代の、どの地域政府にも共通する「食の安全」以外には、もう一円も金を出さないと宣言すべき!もちろん1%が儲け99%が食うや食わずになる戦争など論外だ!
まだ行ったことのない
国境からの風があわあわと吹き下り
急峻な山並みへと陽が落ちてゆく
「お元気ですか」と
書いて送る相手もいないのに
書いて送りたくなる晩夏の窓には
ヒメジョンや麒麟草が窓半分を覆う
ぼくはもう
海をさえ思い浮かべることができない
思い浮かぶのはただ二本のレールを走り抜けてゆく
深夜のドーベルマンのような♂と♀
きみが教えてくれたアマチア無線を生かすことができなかった
深夜にせいぜい
「ハローCQ ハローCQ そっちの世界はどうですか」と虚空に向かって叫ぶだけ
「ハローCQ ハローCQ どっちの世界も原発事故やらでたいへんそうだね」
坂口安吾のように
何があろうと生きる事が勇気なのだと思う
この世の悲惨さを書き残すのが
自分の存在証明なのだと決めた
◆竹田宮は、フィリピンで陸軍将兵約二百人を爆殺して天皇金塊を埋め潜水艦で帰国の皇族将校(この首謀者は5・6名の秩父宮等陸軍上層部皇族)・・右翼陸軍将兵から略奪した金銀財宝をネコババされないため・・この天文学的な「天皇の金塊」については、ホノルル最高裁のマルコス有罪判決の資料参考を!