詩人PIKKIのひとこと日記&詩

すっかりブログを放任中だった。
詩と辛らつ日記を・・

デモクラシー・ナウ!情報 : 学生字幕翻訳コンテスト2019(第5回)

2019年05月31日 | 犯罪
Dr.パルナサスの鏡-https://gyao.yahoo.co.jp/p/00274/v10434/


今年で第5回目になる学生字幕翻訳コンテスト。詳細が整いましたので、お知らせいたし
ます。
http://democracynow.jp/contest/

世界各地の公共メディアで放送されている「デモクラシー・ナウ!」は、現代社会の直面
する緊急で重要な問題を、政府や企業ではなく市民の視点からとらえて、世界中に質の高
いニュースを発信しています。マスメディアでは得られない、異なる角度からの情報や考
え方を知ることのできる、大変に優れた情報ソースなので、ぜひ学生の方々に知っていた
だきたいというのがコンテストの主旨です。自分の力で読み解き、人に伝えることの重要
性と面白さを、字幕作成を通じて体験してみましょう。今年は、実際の動画に字幕をつけ
てみるワークショップもやる予定です。どうぞ、拡散にご協力ください。


今年の課題は、6つ用意してあります → http://democracynow.jp/contest/

昨年度の最優秀作品は、字幕動画をサイトに掲載しました。
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2018/03/26「命のための行進」銃規制を求める生徒たちのスピーチ - (8分)
http://democracynow.jp/video/20180326-1

学校内での銃乱射事件が止められない米国。それに対処する措置として大統領が提案する
のが教師も銃で武装させることだなんて寒い冗談のようですが、もう大人たちに任せては
おけないとばかりに立ち上がった高校生たちの画期的な大規模行動は、新しい運動の時代
を予感させます。フロリダ州パークランドのマージョリー・ストーンマン・ダグラス高校
で2018年2月14日、元生徒が校内に侵入してAR-15ライフル(軍用自動小銃の民間仕様版)を
乱射し、生徒や教職員17名が死亡する事件がありました。それから約1カ月後の3月24日、
事件を経験した生徒らが主体となり、銃規制強化を議会に求める抗議行動が全米800カ所
以上で一斉に催されました。首都ワシントンのデモ行進March for Our Livesには主催者
発表で80万人が参加し、他にもニューヨーク、シカゴ、ロサンゼルスなどでも大規模なデ
モが行われ、近年まれにみる大規模な抗議行動の日となりました。

*キャメロン・カスキー(Cameron Kasky):March for Our livesを呼びかけた高校生。
マージョリー・ストーンマン・ダグラス高校の襲撃事件で多数の同級生を失った。
*マイア・ミドルトン(Mya Middleton):シカゴに住むティーンエージャー。銃暴力が日
常化していると訴えた。

字幕翻訳: 阿部圭吾 早稲田大学文化構想学部 2年/小林剛士 東京外国語大学言語文
化学部 2**************************** ** ********

2017/11/6 テキサス銃乱射事件 「何が白人男性を駆り立てるのか?」(7分)
http://democracynow.jp/video/20171106-3

米国での銃乱射事件は、その多くが白人男性によって引き起こされています。2017年11月
6日のテキサス州サンアントニオ郊外の教会襲撃事件では少なくとも26人が死亡し、20人
が負傷しました。その前月のラスベガス銃乱射事件ではコンサート客への発砲で、本人を
含め59人が死亡し、527人が負傷しました。しかし、このような事件が「白人男性」の問
題という角度から取り上げられることは、まずありません。もし犯人が黒人やイスラム教
徒であれば、そのことはすぐに報道され、そうした彼らの属性が犯罪に導く要因であるこ
とが自明のことのように共有されます。しかし、白人が犯人の場合は属性は報道されず、
事件の原因が白人であることに結び付けられることはありません。

*ジョージ・チカリェッリョ=マー(George Ciccariello-Maher ):ドレクセル大学の政
治学准教授で Decolonizing Dialectics (『脱植民地化の弁証法』)著者ジョージ・チ
カリェッリョ=マー白人男性の問題を取り上げた後、停職処分に遭った(2017年12月に辞
職)。

字幕翻訳:字幕翻訳: 高津洋平 パリ第三大学通訳翻訳高等学院(ESIT)修士2年
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2018/3/1  国際女性デー「男性優位社会と資本主義の同盟」に抗議しスペイン全土で女
性のゼネスト (12分)
http://democracynow.jp/video/20180301-1

昨年の"MeToo”運動から火がついた女性のエンパワメント運動は世界に拡大中です。3月8
日の国際女性デーでは世界各地で女性たちが行動を起こしました。フィリピンでは、女性
達がマニラで集会を開きロドリゴ・ドゥテルテ大統領の政治方針に抗議しました。アフガ
ニスタンでも、女性たちがカブールで公共集会を決行。ケニアでは、女性や障害のある少
女に対する暴力についての議論。英国では婦人参政権獲得100周年を祝う集会があり、婦
人参政権活動家エメリン・パンクハーストのひ孫も登壇しました。

*マリア・カリオン( María Carrión):スペイン在住の独立ジャーナリスト。
字幕翻訳: 坂田惠未 ロンドン大学東洋アフリカ学院(SOAS)修士1年

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2018/3/1「異様に暖かい」冬の北極 科学者たちは気候変動の最悪シナリオ見直しへ(7
分)
http://democracynow.jp/video/20180301-3

北極圏で異様に温暖な気温が続き、科学者たちに衝撃が広がっています。北極では10月か
ら3月下旬まで太陽がまったく昇らない極夜にもかかわらず、グリーンランド北端の気象
観測点で、2018年に入ってから氷点越えが61時間に達する前代未聞の事態になっています
。国連の専門家会議による報告書の草稿によれば、科学者たちは1.5から2度の気温上昇で
「夏季に北極圏から氷が消滅する危険性は50パーセント以上」としています。

*ジョージ・チカリェッリョ=マー(Jason Box):デンマーク・グリーンランド地質調査
所の氷河学教授 
字幕翻訳:東美優 神戸市外国語大学外国語学研究科 修士2年

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2017/11/1 米国企業のCEOがプエルトリコの電力民営化を提案 島民はコミュニティ所有
の太陽熱発電を要求 (9分)
http://democracynow.jp/video/20171101-3

巨大ハリケーンの直撃を受けたカリブ海の米国の自治連邦区プエルトリコでは、電力供給
網が壊滅的な打撃を受け、水も電気も供給されない状態が長く続きました。連邦政府の災
害復旧対策が本土に比べて不十分なことが指摘されていますが、その背景には長年にわた
る半植民地状態と米国の金融機関に食い物にされた挙句の巨額債務と財政破綻がありまし
た。デモクラシー・ナウ!の現地取材により明らかになったのは、被災地に群がる米国企
業の復興ビジネスのいかがわしさと、その一方で自然エネルギーでの復興に期待をかける
現地の人々の抱負です。特に災害後の長期停電中に威力を発揮した太陽光発電は、将来の
島の発展の鍵を握るものとして注目されています。従来のプエルトリコの電力供給はほと
んどが輸入された化石燃料による発電に頼っていましたが、これを太陽光に切り替えれば
エネルギーの自立が可能になるのです。

*アンヘル・フィゲロア・ハラミヨ(Ángel Figueroa Jaramillo):プエルトリコ電力労
働者組合(UTIER)の委員長
*ティシャ・パストール(Tisha Pastor):ビエホ・サンファンで100%太陽光発電で運営
されるB&Bカサ・ソルの経営者

字幕翻訳: クイーンズランド大学通訳翻訳修士課程(MAJIT)チーム
松下彩今子、呂永徳、小林紘子、中条愛里、坂本彩、安部早紀、モニカ・ウォング、長田
奈七海

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〇2018/3/23 米国人教授 ケンブリッジ・アナリティカが保有する自分の心理学プロファ
イルの開示を請求 - (12分)
http://democracynow.jp/video/20180323-3

問題となったフェイスブックのデータは、もともとはケンブリッジ大学のアレクサンダー
・コーガン

教授が集めたものでした。コーガン教授の会社が、フェイスブック利用者に性格診断アプ
リの利用を促して個人情報を収集したのです。このアプリは本人だけでなく、フェイスブ
ック上にある友人のデータも一緒に収集したので、数千万人の個人情報が本人の知らない
うちに抜かれていたことになります。そしてケンブリッジ・アナリティカ社がこのデータ
を買い取って、有権者プロファイリングから強力な心理学ツールをつくりあげ、政治目標
を遂行するために、対象を絞りこんだ政治広告を打ち始めたのです。

*デイビッド・キャロル(David Carroll):米国のパーソンズ美術大学メディアデザイン
学科准教授。ケンブリッジ・アナリティカがフェイスブックから収集した自分自身の個人
情報を開示するよう、2017年9月にICO(英個人情報保護監督機関)に申し立てた。

字幕翻訳: 松村菜々美 関西学院大学文学部 2年
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日赤とは・・

2019年05月31日 | 犯罪
つい最近のネット記事では
戦前から世界最大の財閥天皇家資産を運用してきた
世界一の社員数を誇る日赤が
熊本大地震の募金を一手に集める際の手数料は15%という
その他にも大銀行が手数料を取らない訳がないので
実際に被災者へと届く募金が半分あるのかどうか・・

日赤というと最近は
半強制的な町内会費や募金義捐金や血液利権で有名で
戦前から皇族を頭に戴く皇族系企業のトップとしても有名だが
日本一の無納税組織という特権は現在でもまだ続いている

僕にとって日赤は
ぼくの処女(尻の穴)を奪ってくれた病院だった
「尻の具合が悪い」と言うと
人相の悪い白衣を着たのが数人現れて
うつ伏せのぼくの尻の穴に木の棒を突き刺して
「お前何をやったんだ、白状しろ!」ときたもんだ・・

トヨタの上司に
「具合が悪くて病院に行きたい」と言うと
病院のエライサンに電話を掛けて予約してくれたのが日赤病院だった
その上司の自慢話しでは
「俺はトヨタ社長や色んな銀行頭取とも友達だから何でも電話一本・・」

どうやら日本の支配層の間では
同性愛というのがイニシエーション(加入儀式)として欠かせない物らしい
それが米原万里が佐藤優に言わしめたように(日本ペンクラブ電子文藝館参照!)
ソ連発祥なのかどうかはよくわからない

尻の穴の痛みを堪えていたぼくは
どうやらその加入儀式に失敗したらしかった
(それまでは「娘と見合いしないか?」との
資産家婿入り上司が「娘が見合い絶対嫌だとか・・」)

日赤病院からボクサーパンツを履く暇もなく
受診料も支払わず一目散に
逃げだした甲斐もどうやらなかったらしい
やれやれだ

毎木曜掲載・第111回(2019/5/30) 消されて行くものたちへの限りない優しさ 2018年刊)/評者:青野長幸

2019年05月31日 | 犯罪
毎木曜掲載・第111回(2019/5/30)
消されて行くものたちへの限りない優しさ
2018年10月刊)/評者:青野長幸

 このエッセイ集は優しさに満ちている。それは孤独を包み込んでなお、余りある優しさだ。最初の一篇「残照」を読めばその優しさがどのように生まれたかがわかる。「残照」の最後は次のように書かれている。

 「誰か教えてくれないだろうか。私が見ているその残り陽はつまり、あなたがいたという証なのか。あなたと私がいた、あの温かな時間の残光なのか。それとも、去っていったあなたを思いながら私が抱く、多分な感傷の残滓なのか、ということを。」

 著者(写真下)は音楽家であり、エッセイストであり、歴史の探究者であり、民俗誌を訊ねる人である。「小さいころから話すことが苦手だった」そうだが、彼女は書くことを通して、歌うことを通して、言葉を伝播する。生来の好奇心の強さと、心に触れたことを追いかけ続ける探究心が短い文章の中にぎっしり詰まっている。読後には何十冊もの本を読み終えた感覚が残る。

 彼女の言葉には、マイノリティの叫びを心で受け止め、人の数だけ真実はあるという思いと、そのことを伝え続けるという決意が漲っている。

 書かれていることは、四つに大別できる。まず第一は、アジア・太平洋戦争のこと(パラオ、サイパン、沖縄、広島、無言館)、原発と原発労働者のこと、ホームレスの人たちのこと、関東大震災と朝鮮人虐殺のことなど。

 次に、吉原聖洋さん(佐野元春のオフィシャルライターをしていた人)、坂本久治さん(山谷の絵描きさん)、寺尾五郎さん(著者の父、シュガー・ベイブのベーシストで映画の字幕の翻訳者)、いっちゃん(植木一子・写真家)の義弟(彼も写真家を目指していた)など、もっとも身近な人たちの、社会と格闘した熾烈な人生のこと。

 それから、各地で彼女の音楽イベントをコーディネイトしてくれる人たちと、そこから拡がって行くたくさんの人たちとの出会いと語り合ったこと。その地で巡り会えた自然との触れ合いのこと。

 そして、先人たちから教えられたこと。登場する先人たちは、カラヴァッジョ、ケプラー、ブレイク、シュタイナー、寺田寅彦、芥川龍之介、宮沢賢治、金子文子、尾崎翠、上林暁、花田清輝など多様だ。ケプラーの「彗星」にまつわる話が、書名の由来となっていることもわかる。

 これらのエッセイのすべてに通底するものは、やはり、優しさである。現代社会が力づくで消し去って行こうとする力に、懸命に抗う優しさである。

*「週刊 本の発見」は毎週木曜日に掲載します。筆者は、大西赤人・渡辺照子・志真秀弘・菊池恵介・佐々木有美、ほかです。