先端技術とその周辺

ITなどの先端技術サーベイとそれを支える諸問題について思う事をつづっています。

東証、再編後も欧米遠く 1社あたり時価総額は3分の1

2022年02月11日 08時08分55秒 | 日記

 

日経ビジネスの記事を主に引用する:::::::::

4月に発足する東京証券取引所の実質的な最上位市場「プライム」の実力はどのくらいか。分析したところ、欧米の背中はなお遠いことが分かった。1社あたりの時価総額は欧米市場の3分の1にとどまり、株価が解散価値割れの企業も4割に上る。海外マネーを呼び込む魅力に乏しい。再編後も企業の新陳代謝を促す取り組みが欠かせない。

 

 


中央値は企業の時価総額を大きい順に並べて真ん中に当たり、その市場の標準的な企業の規模を示す。規模のばらつきを考慮せず1社あたりの時価総額を単純平均で比べると、プライムと欧米との差はさらに鮮明だ。

プライムの1社あたりの時価総額は単純平均で求めると、約3950億円。ニューヨーク証取(約1兆8千億円)、ナスダック(約1兆9千億円)の5分の1程度だ。米国は約3兆ドル(約340兆円)のアップルを筆頭に、マイクロソフト、アルファベットなど巨大企業がひしめき、全体を押し上げる。だが日本はトップのトヨタ自動車でさえ37兆円で、規模で突出する企業も少ない。


 


「中国天眼」 すでに500個以上のパルサーを発見

2022年02月11日 08時01分15秒 | 日記
AFPが、『「中国天眼(口径500メートルの球面電波望遠鏡)」 すでに500個以上のパルサーを発見』というCGTN Japaneseの記事を載せていたが、基礎科学の分野でも、中國は着実に力をつけてきている。
「中国天眼」(2021年12月17日提供)。(c)CGTN Japanese

【12月19日 CGTN Japanese】「中国天眼」の名で呼ばれる口径500メートルの球面電波望遠鏡は、2017年10月10日に初めてのパルサー発見を発表して以来、これまでに500個以上のパルサーを発見しました。

 中国科学院国家天文台によりますと、「中国天眼」は他の望遠鏡では発見しにくい微弱な高速電波バーストを発見し、現在に至るまでの世界最大規模の高速電波バーストのサンプル集を獲得しました。これらの発見は、激変しつつある宇宙を解明する人類の取り組みに貢献するとのことです。

パルサーの研究の分野において「中国天眼」研究チームは今年5月、パルサーの3次元運動と自転軸が平行の関係にある証拠を初めて得ました。この発見について中国科学院国家天文台の専門家は、「現時点における超新星シミュレーションでは説明できない」と指摘した上で、「既存の中性子星起源モデルへの挑戦であり、極端な物理条件下における特殊な天体の起源に対する人類の認識をも広げた」と説明しました。

 パルサーとは高速回転する中性子星であり、巨大な恒星が爆発した後に形成された天体です。超高速自転かつ超高密度であるため、地上の実験室では再現できない極端な物理的性質を持っています。パルサーの研究は、多くの重要な物理学上の問題を解明するのに役立ちます。(c)CGTN Japanese/AFPBB News


人類による二酸化炭素排出量は「火山の100倍」

2022年02月11日 07時53分51秒 | 日記

Forbesによると、『人類による二酸化炭素排出量は「火山の100倍」であると判明』という。こういった類の話、例えば、家庭の調理における天然ガス燃焼におけるCO2の発生は自動車の排気ガスよりも多いというが、環境省はそういったデータは持っていて、いわゆる族議員に忖度して公開していないのではと、勘繰りたくなる。というのは言い過ぎかも。環境省が、『令和2年度家庭部門の CO2排出実態統計調査結果の概要(速報値)※電気の CO2排出係数について、速報値では前年度(平成 31 年度(令和元年度))の値を適用している。』その概要は以下の図の通り。

ただ、総合的な解説はされていないから、依然として、不透明な物を感じる。

 

大気中の二酸化炭素の最大の排出源は人類の活動であることが、学術誌「エレメンツ」に掲載された論文で明らかになった。

この研究は各国の科学者500人以上が参加した国際共同研究機関「深部炭素観測(ディープ・カーボン・オブザーバトリー、DCO)」によるもので、10年に及ぶ調査結果を分析した。

地球には18.5億ギガトンの炭素が存在しており、その99.8%は地殻とマントルや核に貯蔵されている。そして、残りの0.2%を占める4万3500ギガトンが海洋や陸地、大気に含まれている。炭素は岩石や海、生物の間を絶えず循環している。多くの海洋生物が炭素から骨や殻を作っているが、海洋生物が死ぬと海底に沈んで炭素質堆積物となり、マントルに吸収される。

堆積物に含まれる二酸化炭素は火山の噴火によって大気内に再び放出される。過去5億年の間、地球における炭素循環はバランスが保たれ、放出された二酸化炭素と同じ量が地中に返って行った。

今回の研究では、地球上の主要な火山地域を調査し、そこから放出される二酸化炭素量を測定した。陸上と海底の火山帯は年間で0.3〜0.4ギガトンの二酸化炭素を放出している。地球上で最も多くの二酸化炭素を放出する自然現象は火山活動だ。

しかし、人類が1年間に排出する二酸化炭素量は2018年だけで37ギガトンを超えたという。人間が排出する二酸化炭素の量は、火山の約100倍にも達しているのだ。過去100年の平均では年間10ギガトンだったが、1960年以降は年間15ギガトンに増加し、近年はさらに上昇が続いている。

気候変動を否定する人々は、大気中の二酸化炭素量が増えた原因が火山活動だとしているが、それは大きな誤りだ。人類の活動による二酸化炭素排出量は、火山のそれを遥かに上回っている。