日経によると『NTT、5G網で国内連合 NECに600億円出資へ』というが、いささかしみったれている。というのも、NTT の業績、NECの4倍ちかくあるし、30年位以上前までは国有企業であったから、資産も大きく、依然、通信業界における他社を圧倒するガリバー企業だから、一桁多く出資してもよかったのでは?
NTTがNECに約5%出資し、次世代通信規格「5G」など先端通信網を共同開発することが24日分かった。出資額は約600億円とみられる。米中対立の激化など、世界で保護主義が強まるなか、社会インフラとなる5Gやその次のネットワークを国産技術で維持する必要があると判断した。技術開発を急ぎ、劣勢だった海外でも巻き返しを図る。
NTTはNECの第3位株主となる。両社は5Gネットワークで、通信回線を制御する基幹装置などの開発に取り組む。
5Gはスマート工場や自動運転、遠隔医療など次世代技術の基盤となることが期待される。世界中の通信会社が基地局整備を進めるなか、基地局などを提供するスウェーデンのエリクソン、フィンランドのノキア、中国・華為技術(ファーウェイ)の3強が受注合戦を繰り広げている。世界の基地局市場ではこの3社が約8割のシェアを握る。
なかでも世界で存在感を高めているのがファーウェイだ。中国国内のみならず、欧州では5Gの前の世代にあたる「4G」時代から通信網整備に力を入れ、通信会社との強固な関係を構築。5G分野でもファーウェイが2月時点で世界の通信会社と結んでいる商用化に関する契約91件のうち、50件近くが欧州だった。ファーウェイの製品の価格は、エリクソンやノキアより2~3割安いとされており、品質も高いことから採用が進んでいる。
3月に5Gの商用サービスが始まった日本ではNTTドコモや楽天がNEC製の機器を採用している。5Gではファーウェイ製の機器を採用している通信会社はないが、圧倒的な資金力で先端技術開発にも力を入れるファーウェイへの対抗軸をつくらなければ、次世代通信網整備で海外勢頼みになる可能性もあった。
NTTとNECは5Gの次の世代にあたる「6G」の技術
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