カルフォルニアでは毎年、大きな山火事が起きている。なぜかと思って地図をみると西側にはネバダ州とオレゴン州の大きな砂漠があるからこれが影響しているのだろうと推測して、調べたら、やはりその通りであった。
秋から初春にかけて山火事を引き起こす犯人は「サンタアナ風」です。ネバダ州からユタ・オレゴン両州の一部に広がるグレートベースン(大盆地)の砂漠高原地帯に強い高気圧が発生。逆時計回りで南カリフォルニアに吹きつける強風が、サンタアナの山並みを越える際にフェーン現象で乾いた熱風に変わるのです。
これにより、2018年7月24日には、カリフォルニア州で史上最高レベルの酷暑を記録した。砂漠地帯の州南西部としても異例な、強烈な熱波がこの地域を襲い、気温は最高記録に迫っている。
カリフォルニア州中部の砂漠地帯、デスバレーの気温は52.7度に達した。これは、世界の観測記録のなかの最高気温にほんの1.11度だけ足りない暑さだ。リバーサイド郡パームスプリングスも過去最高に近い50度を記録した。また、インペリアル郡の町インペリアルでは49.4度と、1995年7月28日の51.1度に次ぐ高温を記録している。
このように高温でしかも乾燥しているから、ちょっとしたことで火事が起きる。風で枯れ木が摩擦して火が出たとか自然発火が起こりやすいから多くの山火事は自然によるものと思っていた。ところが意外に、火の不始末によるものがほとんどだという。
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