先端技術とその周辺

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日産の社長のビデオメッセージ

2018年12月22日 05時57分35秒 | 日記

ロイターが日産の社長の全社員向けのビデオメッセージについて報道していたが、そのぼうとうで、西川社長は「企業倫理を逸脱する行為を防げなかったガバナンスを猛省する」と言っている。この発言には呆れかえる。ガバナンスがなかったのは社長本人が張本人であるのに、我関せずのような発言。元役員執行役員は入れ替えないと、日産はこういう不祥事を繰り返す。幸いにしてトヨタ、ホンダ、マツダには不正報告や高級幹部の不正行為はなさそうなので一安心。

 

ロイターの報道によると、日産自動車の西川廣人社長兼最高経営責任者(CEO)は21日正午前、社内のネットを通じて全社員に向けたビデオメッセージを出した。西川社長は、メッセージの中で「起訴にまで至った事案があること、経営者による大きく企業倫理を逸脱した行為が、様々に行われていたこと、また、それを許してしまった当社のガバナンス(企業統治)を猛省する」と語り、「会社として、抜本的な対応の必要性を強く認識し、強い意志をもって進めること以外、選択肢はあり得ません」と訴えた。

ゴーン前会長らの不正行為に関する社内調査の結果については「従業員の皆さんに具体的にお伝(え)できない状態が続き、大変申し訳なく思っています」と話し、「今後、お話しできる段階になり次第、必ず皆さんと情報共有できるようにしたい」とした。

現在、起訴されている事案は「司法のプロセスに沿って粛々と対処」するとし、「これが私たちの義務であると考えている」と説明。起訴事案を含め、「今後明らかになる事実、さらなる社内調査の結果として確認される事実、これらが皆さんに明らかになれば、会社として取るべき道はこれしかなかったと、ご理解いただけることになると思います」と社員に理解を求めた。


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