AFP が、中東クウェートの企業が、ペットの餌として「スーパーワーム」を養殖してきたが、それが。今や、湾岸地域に暮らす人々の食卓に乗ることが期待されているという。小麦ふすまとトウモロコシの粉を敷き詰めた透明な容器にゴミムシダマシの幼虫を入れて養殖。この幼虫はタンパク質が豊富に含まれることで広く知られている。
日本でも、食糧事情が良くなかったb半世紀前までは、イナゴが、食されていたし、今でも昆虫を食べる習慣は世界各地にあり、アフリカ、アジア、中南米のおよそ20億人が約1000種の虫を食用にしていると考えられている。
更には、最近では、コオロギのパスタやゴミムシダマシのスムージーなど、世界各地の都市で昆虫食は食の最新トレンドにもなっている。食用昆虫は、これまでのタンパク源に取って代わる持続可能な食料として紹介されていると記事は解説している。
地球の温暖化は、CO2によるとされているが、大河流域の肥沃地帯が農地として干拓され、これもまた、地球の温度を上昇させ、それが数十年には、大洪水を齎し、食料難を引き起こすすと言われている。また、世界の人々生活水準が上がり肉食が増えているがこれも、かなわなくなり、蛋白源の一翼がなくなる。
スイス・ジュネーブのスーパーマーケットで販売されている調理済みの昆虫バーガーパテ(2017年8月21日撮影、資料写真)。(c)Fabrice COFFRINI / AFP
写真には、昆虫バーガーなる商品も出ている。
また、 AFPは、別記事で、欧州での食料としての昆虫は安全食であるという動きをレポートしていた。欧州連合(EU)の欧州食品安全機関(EFSA)が、乾燥ミールワーム(チャイロコメノゴミムシダマシの幼虫)について、人間が消費しても安全との判断を下したと報じている。
イタリアを拠点とするEFSAの決定は、EU加盟27か国における販売に向けた予備段階となる。
フランスの昆虫食企業マイクロニュートリス(Micronutris)が、今回の申請を行った。EFSAが昆虫食製品の申請に対し、リスク評価を完了し判断を下したのは今回が初めて。
EFSAはミールワームについて、「乾燥したもの、または粉末状で」安全に食べられると評価した。主成分はたんぱく質、脂質、食物繊維だと指摘している。ただ、アレルギーについてはさらなる調査が必要だと警告している。
EFSAはミールワーム以外に、コオロギやバッタなどの昆虫食の評価も行う予定。
アフリカ、アジア、中南米で約20億人が、約1000種の昆虫を食べていると推測されている。EU加盟国でも昆虫を食べている国が少数ながら存在するが、飼料としている国が多い。
昆虫食はたんぱく質の持続的供給源となり、急速に市場が拡大すると期待されている。昆虫食業界は、昆虫をもとにした製品は欧州市場で今後数年のうちに急成長し、生産量は2030年までに26万トンに達すると見込んでいる。(c)AFP
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