ロイターによると、『イラン、ウクライナ機事故調査へ米国の参加を要請 合同調査へ』と言う。いささか表現が不適切だが、禍を転じて福と為すとなればよい。
ウクライナの旅客機がイランの首都テヘラン付近で墜落した事故について、イラン高官は9日、米国家運輸安全委員会に事故原因の調査に参加するよう正式に要請した。写真は8日に撮影された墜落現場。提供写真(2020年 ロイター/Nazanin Tabatabaee/Wana News Agency)
ウクライナの旅客機がイランの首都テヘラン付近で墜落した事故について、イラン高官は9日、米国家運輸安全委員会(NTSB)に事故原因の調査に参加するよう正式に要請した。NTSBも専門家を派遣することで合意したという。
国連専門機関の国際民間航空機関(ICAO)のイラン代表を務めるFarhad Parvaresh氏はロイターの取材に対して「NTSBからわれわれのチーフ調査官に返事があった。(NTSBは)正式な担当者を発表した」と説明した。
NTSBはコメントを控えている。ある関係者によると、NTSBは調査に参加することで合意したものの、米国の対イラン制裁下で調査担当者が出来ることに限りがあるかもしれないと考えているという。
墜落したボーイングの「737─800NG」は米国で設計・製造されたことから、同国は国際ルールに基づき調査への参加が認められている。
Parvaresh氏は、多くの自国民が搭乗していたカナダも、調査に参加するため専門家を派遣するほか、ウクライナの専門家チームが9日、テヘランで調査に関する話し合いを行ったと述べた。そのうえで、イランは各国の担当者のために宿泊施設などを提供し、ビザ(査証)を発給する用意があると説明した。
一方、ウクライナ機がイランのミサイル誤射で撃墜されたとの見方は否定した。
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