ヘンリー・フォードは1903年にフォード・モーター社を設立、T型フォードを世に出したのが1910年台。以降、エンジンが高性能になったのと、それに伴い主として空力学的見地からデザインが変わってきたが、基本的な変化はなかった。しかし、100年もたつと車だけでなくその使い方や位置づけが様変わりすると評論家や業界筋は読んでいる。その端的な言葉がCASE(「コネクテッド化(Connected)」、「自動運転化(Autonomous)」、「シェア/サービス化(Shared/Service)」、「電動化(Electric)」の4つの頭文字をとったのが「CASE」)。従来、IT システム屋は自動車産業とは無縁であったが、今や、自動車産業のかなめを握るようになった。IT 技術者の活躍できる場が大幅に増えたと言う事。
下記のT型フォードのように、今の今も、車は、車としてのみ市場の関心を引いていた。
しかし、自動運転や、電気自動車だけでなく、車がどう使われるかが、重要な要因になりつつある。コンサル会社のアクセンチュアーの図を引用すると、これからの車のビジネスは、従来の自動車ビジネスの上にCASEがのしかかることになる。
システムが巨大化しているので、零細なベンチャーは手出しできないように思うが、アイデアがキーなので、ベンチャーが大活躍できる場が出来たと言う事では?
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