以下、ロイターの記事の引用::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
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ガソリンスタンドも食料雑貨店もない町に群集が押し寄せれば大変なことになるとして、訪問しないよう厳しく呼びかける者もいれば、来る人は何が何でも来るから、たいきょおしよせるひとびとの対応を考えたがよいと言う人もいて、大騒ぎになっている。
町でたった一つの商売であるモーテル兼レストランを母親と共同経営しているウェストさんは、インタビューで「どう考えてもマイナスなことを、どうすればプラスに転換できるか頭をひねってる。抵抗するのは自由だけど、来るものは来るからね」と「エイリアンストック」と称する音楽祭で訪問者をもてなすのが一番との考え。
エリア51は何十年も秘密のベールに覆われ、ニューメキシコ州ロズウェルで墜落した宇宙船の残骸と宇宙人の死体を収容しているとの陰謀説を呼んだ。
米政府は2013年まで同基地の存在を認めていなかったが、13年に公表した米中央情報局(CIA)の資料により、同基地が最高機密偵察機の試験に使われていることが判明した。
CIAの資料は小さな緑色の宇宙人や空飛ぶ円盤には全く言及していないが、憶測は消え去なかった。
レイチェルと周辺地域は長い間、UFO伝説の観光客誘致効果を歓迎してきた。この地域を貫く158キロの道路は「宇宙人ハイウェイ」と称され、UFO観測の名所となっている。
だがカリフォルニア州ベイカーズフィールド在住のマッティ・ロバーツと名乗る人物がフェイスブック上で、大挙してエリア51に突入し、「宇宙人を目撃しよう」と呼び掛けると、米空軍は警告を出した。
空軍はこの企画に関する質問に対し、声明で「軍の施設や訓練地域に不法に侵入しようとするのは危険だ」と指摘。
空軍は、この施設は戦闘機の試験と隊員の訓練用に使われていると説明している。施設の入り口には監視カメラがいくつも設置され、不法侵入を禁止する警告が掲示されている。
<犯罪と牛が心配の種>
ロバーツ氏は現在では、エリア51ではなく、レイチェルで3日間にわたって開かれる音楽祭エイリアンストックに参加するよう呼び掛けている。
ウェストさんは、音楽祭の来訪者向けのキャンプ場と駐車場として30エーカーの用地を確保する許可を現地の土地所有者から受けた上、給水車や警備員も手配した。
65キロほど離れたネバダ州の町ヒコでも、「エイリアン・リサーチ・センター」と称するギフトショップで9月20、21の両日、食品販売やバンド演奏、ゲームなどの催しを盛り込んだイベントが計画されている。
レイチェルとヒコが属するリンカン郡の行政当局者は、緊急事態宣言の草案を策定するなど準備をしている。
ウェストさんは、突然盛り上がったエリア51への興味を受け入れるしか、この地域には選択肢がないと言う。抵抗すればもっと陰謀説を煽りそうだからだ。
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