中国は、産業を興そうとすると、石油や各種鉱物の地下資源需要が膨大で、海外の資源国に依拠せざるを得ない。此処に中国の積極的な海外進出の理由がある。
少々古いデータであるが、石油の輸入が1992,3年ころから、急速にまsている。輸入の理由は、国内のライフライン維持のものではなく、工業生産のためのものである。
石油の輸入はアメリカと肩を並べている。
最近では中国の石油の輸入も、アメリカと同じ規模になっている。
鉱工業生産で、製品を輸出して国家の経済を交流させているのは、石油の輸入だけでなく、鉄鉱石や貴金属などの鉱物資源の輸入からも明らかである。その輸入量は日本の4倍以上もある。
中国の産業は総エネルギーの70%を消費し、家庭消費が10%、輸送7%、そして商業が2%で続く。エネルギー消費量も高いが鉱工業生産はまた、労働集約的でエネルギー消費量の少ない繊維産業や電子/コンピューター機器・製品業界に比較して、利幅も最大である。それらの産業は、世界各地に多くの製品を出荷するだけでなく、現在、人口の39%以上を占めてさらに増大する都市人口、およびそれを支援するインフラならびに建設も支えなければならない。
その結果、中国は、世界の生産高シェアの34.6%を占める世界第1の鉄鋼メーカーおよび輸出者となっている。鉄鋼単独では、中国のエネルギー消費の16%を占める(重工業の合計は総消費量の54%である)。
2017年1月10日、中国企業2社が施工・運営するエチオピア・ジブチ鉄道のジブチ区間が正式に開通した。これは内陸国エチオピアの首都アディスアベバと紅海(Red Sea)に面した隣国ジブチの首都ジブチ市を結ぶアフリカ初の電気鉄道である。
総延長750キロの鉄道は、総工費34億ドル(約3500億円)の7割が中国輸出入銀行の出資による。鉄道運営の経験がないエチオピアで人材が育つまで、5年間の契約で、運転士や駅長、技師など運行に関わる全てを中国人が担う。
これまで2都市間の物流は9割をトラックなどの道路輸送に頼っていたが、渋滞や道路整備の遅れから片道だけで数日かかっていた。「この鉄道は形勢を一変させるものだ」、「エチオピア、ジブチ両国の経済にとって大きな起爆剤となる」などとフランスのAFP通信が評価する。
道路やダムをはじめ、エチオピアのインフラ開発に大規模な投資を行っている。アディスアベバでは昨年、やはり中国の出資で建設された路面電車(トラム)も開業している。
少々古いデータであるが、石油の輸入が1992,3年ころから、急速にまsている。輸入の理由は、国内のライフライン維持のものではなく、工業生産のためのものである。
石油の輸入はアメリカと肩を並べている。
最近では中国の石油の輸入も、アメリカと同じ規模になっている。
鉱工業生産で、製品を輸出して国家の経済を交流させているのは、石油の輸入だけでなく、鉄鉱石や貴金属などの鉱物資源の輸入からも明らかである。その輸入量は日本の4倍以上もある。
中国の産業は総エネルギーの70%を消費し、家庭消費が10%、輸送7%、そして商業が2%で続く。エネルギー消費量も高いが鉱工業生産はまた、労働集約的でエネルギー消費量の少ない繊維産業や電子/コンピューター機器・製品業界に比較して、利幅も最大である。それらの産業は、世界各地に多くの製品を出荷するだけでなく、現在、人口の39%以上を占めてさらに増大する都市人口、およびそれを支援するインフラならびに建設も支えなければならない。
その結果、中国は、世界の生産高シェアの34.6%を占める世界第1の鉄鋼メーカーおよび輸出者となっている。鉄鋼単独では、中国のエネルギー消費の16%を占める(重工業の合計は総消費量の54%である)。
2017年1月10日、中国企業2社が施工・運営するエチオピア・ジブチ鉄道のジブチ区間が正式に開通した。これは内陸国エチオピアの首都アディスアベバと紅海(Red Sea)に面した隣国ジブチの首都ジブチ市を結ぶアフリカ初の電気鉄道である。
総延長750キロの鉄道は、総工費34億ドル(約3500億円)の7割が中国輸出入銀行の出資による。鉄道運営の経験がないエチオピアで人材が育つまで、5年間の契約で、運転士や駅長、技師など運行に関わる全てを中国人が担う。
これまで2都市間の物流は9割をトラックなどの道路輸送に頼っていたが、渋滞や道路整備の遅れから片道だけで数日かかっていた。「この鉄道は形勢を一変させるものだ」、「エチオピア、ジブチ両国の経済にとって大きな起爆剤となる」などとフランスのAFP通信が評価する。
道路やダムをはじめ、エチオピアのインフラ開発に大規模な投資を行っている。アディスアベバでは昨年、やはり中国の出資で建設された路面電車(トラム)も開業している。
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