韓国海軍は潜水艦16隻、ヘリ空母1隻、巡洋艦3隻、駆逐艦6隻、フリゲート17隻、1200トン級哨戒艦18隻を持ち、数的には海上自衛隊の潜水艦20隻、ヘリ空母4隻、それ以外の護衛艦43隻に迫りつつある。

東京上空の制空権が目標日本が射程に入る巡航ミサイル

 また韓国空軍は、「ソウルから1000キロ圏内(東京が入る)の制空権確保」の目標を公言している。

 韓国空軍の代表が、米国防総省を訪れ空中給油機の売却を要請したこともある。

 米国側が「北朝鮮の奥行きは300マイル程度、給油機は不要では」と問うと、「東京を爆撃する際に必要だ」と言い放ったという。驚いた米国防総省の担当者は日本側にそれを伝え、給油機は売らなかった。

 だが韓国空軍は欧州のエアバス社製A330給油機4機を2015年に発注、昨年11月1機が到着している。

 また、韓国空軍は、爆弾、ミサイル11トン(B29は4.5トンだった)を搭載できる複座の戦闘爆撃機F15E(韓国用はF15K)を購入、59機を保有している。同機は戦闘行動半径が1250キロもあり、韓国空軍は東京空襲ができるようになった。

 現在、韓国空軍が持つ戦闘機は約590機で、航空自衛隊の約330機よりはるかに多い。北朝鮮空軍は無きも同然だから、韓国空軍は防空の必要が少なく、対地攻撃が主任務だ。

 韓国はさらに、射程800キロ、500キロ弾頭が付く弾道ミサイル「玄武2C」や射程1200キロの巡航ミサイル「玄武3C」を開発している。

 弾道ミサイル、巡航ミサイルの総数は計約2000発に達しつつある。韓国から北京までは900キロ余りであり、1200キロの射程ならほぼ日本全域を攻撃できる。韓国の潜水艦も巡航ミサイルを搭載している。