イーロン・マスクのテスラが提唱したギガカストなる物が、これからのEVなどの車つくりが、十分な強度でかつ安価に製造でき、日本の自動車メーカーも追随していくとか。自動車産業における大革新であるとマスコミが報じている。
アルミダイカストなるものは、色々な身近な製品で利用されているのは知っていたが、ギガカストなるものは初めて聞く。
ダイカストは鋳型が砂でなく金属でできていて、砂型鋳造は作るたびに鋳型を壊さばじぇればならなかったが、金型鋳造は繰り返して鋳造物を作れ、かつ、溶解金属に圧力をかけて鋳造し、簾のない密な鋳造製品が出来る。
テスラのギガカストは、溶解金属を鋳型に流し込む際に1万トンものの超圧力をかけて、大型の車体の台座を一回で鋳造し、かつ密度の高いアルミ鋳物が出来るという。
日本が得意な超高張力鋼に比べると、アルミは高価だし、強度も劣るように思えるが、ギガカストは、高密度で十分な強度があり、何よりも工程が簡素化されて、超高張力鋼板を使った台車製造よりも大幅なコストダウンが出来るとか。
また、金属の鋳型も、車台用だし、溶解金属も1万トンもの圧力を加えるため、色々な厳しい条件を通過しなければならないから、製造コストも馬鹿にならないというが、テスラは、3Ðプリンターの効果的利用で大幅格安に作成しているとか。更に、アルミも超高張力鋼に劣らないアルミ合金を開発したとか。ロイターが解説していた。
イーロン・マスクなる人物、7500代の人工衛星からなるStarlinkにしろ、宇宙船クルードラゴン(Crew Dragon)にしろ、その発想力、凡人の想像力では追いつかない。
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