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急がず、後れず。自分の歩幅でぽかぽか行くようなブログです。

亭主が居ついてしまった。

2007年01月17日 | 一行法師

「亭主が居ついてしまった。」

うん?なに?

街を歩いていて、耳に飛び込んでくる話。

ご主人が、定年で会社勤めをおえて、うちにいる事になったが、女房と顔突き合わせていても なんだと、最初しばらくは10時から、午後三時ぐらいまで、仕事とも遊びともつかず表に出て歩いていたようでありましたが、そう毎日とも行かず、だんだん家にいる日が増えついに家に居ついてしまった いう事らしい。

ひところ「亭主元気で留守がいい」というような川柳があったが、専業主婦にとって、毎日家にいられると「ウザイ」と言う事になる。

昔は「女三界に家無し」と言ったものだが、今は「男三界に家無し」てことになった。

いや俺んちは、平屋だ、2階家だ、3階は無いという話ではない。

三界とは、仏教用語で(①欲界②色界③無色界 )の三界の三つの世界を言うようだが、広い世界つまりこの世のこと。

「女三界に家無し」とは、古いことわざで、女と言うものは、若い時は父に従い、嫁に行っては夫に従い、老いては子に従いで、この広い世界のどこにも安住できる場所を持たない。

今の世は、男は最初会社に属し上司や部下の板ばさみになり、定年後は女房子供に邪魔にされて「男三界に家無し」と安住の地はないのです。

ちょっと昔、俺は定年まで充分働いてきた。もう何もしない、これからはお前が働いて喰え。なんて言った御仁も居ましたが、運動不足で三年ほどで亡くなりました(あとは、かかあの天下)。

70歳まで定年を延長して、出来るだけ長く会社に置いてやって下さい。残業代はいらないです。

美しい国の、領袖さま。

三界に家なくば、山海に生きがいを求めて、自然に飛び出せ!!