ぽかぽかと行きましょう

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豆、鬼

2007年01月26日 | 一行法師

スーパーに、節分の豆とのお面(紙製)がセットで売り出されている。節分や立春が、近い事思い起こします。

橋田先生の長寿ドラマ「渡る世間はばかり」は、衰えぬ人気ドラマですが、ことわざの「渡る世間にはない」の逆転の発想で生れたのではないそうです。

初期の頃うかがった話では、「誰でも心のうちに、が棲んでいる。自分の心のうちのが、相手の心にを映し出す。対する相手が皆に見えてくる。したがってどちらを向いてもばかりとなる」。

確かこのようなお話であったかと記憶している。

「渡る世間にはない」は、どちらかというと人間、性善説。世の中は、薄情な人ばかりでなく、情け深い人もいて、本当ははない。

『疑心暗を生ず』と言う言葉もある。イラク戦争も、発端はイラクが大量破壊兵器を持っているのではないかとの疑心から起こったと言われている。

人は鏡、自分の心の内に、いつの間にか頭を持ち上げたが、相手の心に投影されて、自らばかりに取り囲まれているような事態になり、「渡る世間はばかり」となる。

脚本のネタは、新聞の人生相談や、投書欄からも拾う、とも聞いた気がする。嫁しゅうとに限らず、家庭やその周辺の出来事は、小さなが絶えず出没し、「渡、鬼」のネタは尽きない。ドラマはまだまだ続く。

節分の追儺(ついな)で、自分の内なるを大声で追い出そう。

「鬼ソット@福ウッチー」