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味妻(あじさい)のこと

2007年06月14日 | 日常・身の回り

本土寺(あじさい寺)は、ここからは近いので朝の天気予報を確認して、午後から出かけても日の落ちない前に帰れます。

10日の日曜日は、雨のあじさいも良いかと出かけましたが、途中からどしゃ降りの大雨と雷に見舞われ、駅を出る事もかなわずにひき返しました。

昨13日は、入梅前の晴天で今こそチャンスと、お昼を済ませてすぐに、さっと軽装で飛び出しました。

駅につづく参道を、両側にならぶ店をちらちら眺めながら、寺に向かう人々と共に着いたところで、入場料(入寺料?)大人一人500円也を二人分払ってゲートイン。

山門をくぐって、五重塔の下に、あじさいの花の群れ、盛りかさなるさまは、ポスターの写真と同じ視角で、このポイントが売りの景色かと、考えていると「すみません。シャッター押して頂けますか」「ここ押すだけでいいんです、あの五重塔も入れてお願いします」。

中老のご夫婦と、あじさいと、そして五重塔をバランスよく、ファインダーに入れて、シャーカシャ。

初めてのボランティァ作業をおえて周りを見回すと、ほとんど皆さんと言っていいほど、私達同年輩の中高年の夫婦者ばかり。

花に引かれて、お寺参り。本堂で、カン、カン、チャリン。手を合わせ何を祈るやら。

あとは、矢印にそって、あじさいの花を左右に見て進む、青紫や紅色、空色のような青い花、紫陽花の名の如し。木陰では鶯も鳴く。

コースを巡って、菖蒲園に出ると五百坪に百種類と言われる菖蒲の花が広がる。ここでも人々は、カメラ、デジカメ、ケイタイカメラで撮りまくり。吉天は、わが眼にしっかりと記憶装置に要れ、頭の中に保存しました。

『四季の寺』ともいわれ、春は、桜、しだれざくら、雪柳と咲き乱れ、夏はあじさい、菖蒲、秋は紅葉でライトアップもされると言う。

冬は、雪中の寒椿、蝋梅。雪は降ったとき菖蒲?(勝負)で、運がよければ一面の銀世界が。

日蓮宗本山・長谷山 本土寺 http://www.hondoji.com/

仁王門を出て、帰りは来るとき目をつけていた参道の店をみて、試食にひかれて、漬物屋で柴漬けなどもとめ、赤飯饅頭なる、珍しきもの 蒸しあがったの一つづつ、店内で食す。ほんの二口、三口 アツアツを冷たい麦茶でいただく。一個150円なり。

漬物屋で思いついたが、つれそって四十年、そろそろ味も出てきたことなれば「糟糠の妻」なる美名?を召し上げ、新たに「味妻(あじさい)」の名を進呈するがどうじゃ