長らく抱卵していた白鳥。先ごろ雛が孵って五羽誕生。
若いタレントさんが、テレビで何でもかんでも「可愛い~」としか言わないが、ほんとに可愛いのは、我らが手賀沼の白鳥の赤ちゃん。
これぞ、「チョー可愛いい~」と言っても許される。産毛は、ぽやぽや、羽根にはなって無いが、手羽をひろげると、各三センチほどだ。
雛たちは、母親に寄り添ってはなれない。陸に上がってはクローバーの葉っぱをてんでに、つぃばみ、ランチタイム。 母の日を実感させる光景である。
お父さん白鳥は、外敵を見張るアルソック?の役目。
あまりの可愛さに、人間のギャラリーがみるみる大勢になってしまう。
一メートル以内に近寄るとお父さん白鳥は食いつかんばかりに、長い首を伸ばして威嚇する。歩いて通るのも、自転車で通るのも、噛みつかれそうで容易に超えられない。
犬の散歩も、夫婦の白鳥が羽を膨らませグウウと鳴いて驚かせるので、近寄れない。黒ラブの散歩に来た人は、折り返して帰って行った。
ランチタイムが終わると、親子連れの白鳥は沼に浮ぶようにして泳いでゆく。
これから、親離れ、子離れするまでは、しばし手賀沼の風景となる。
彼等は皇居のお堀の白鳥と一緒で、「コブ白鳥」だ。オオハクチョウのように渡りはしないので、この沼が住み処だ。