ぽかぽかと行きましょう

急がず、後れず。自分の歩幅でぽかぽか行くようなブログです。

釘を打つ・・、釘をさす。

2012年07月11日 | 一行法師

久しぶりに、釘を打つ作業をした。

物を掛けるのに、一、二本打ってくれと頼まれた。

以前は、釘を刺されることもあった。

出かける前だ。「調子に乗ってあまり飲まないでよ。」

「いい気になって、べらべらと余計なおしゃべりや、駄洒落言わないでよ」

ミダイが、刺してくる釘だ。

あらかじめ、念を押しておくのが「釘をさす」だ。

もう二〇年も前のことだ。

同窓会に出かけるとき、道具箱から五寸釘を一本持って会場に向かった。

同級生の友達や、元の先生が集まり盛り上がっていた。

各自近況を話すことになり、自分の番になって、いつも面白いネタで話すので期待と、拍手で壇に立った。

頭を下げ、あいさつの後、十数秒押し黙って、おもむろにポケットから、件の五寸釘を出した。

釘に注目が集まったところで、「今日は、女房から、いつものように下らない話は、しないようにと、釘を刺されて出てきましたので・・」

大いに受けた。

先生は、以後会うと「おい 釘 元気か」と尋ねられてきた。

その先生も、昨年亡くなり、今年は新盆だ。