またもや、新カテゴリ増やしてしまいました。
『文様・模様・家紋の世界』です。
『色の世界』、『きものの現場』に続く三つめの柱です。アカデミックに小難しい世界でなく、日常に目に触れる日本の文様に、吉天風に親しむ世界です。
独断と偏見、勝手気まま、請売り、盗作、無責任な解説を加えながら、文様を親しみつつ紹介してまいります。(昔からある模様は、著作権ありません)皆さんも、珍しい模様があれば、教えてください。
森永製菓の、ミルクキャラメルの中箱に、懐かしの広告として同社の大正五年のポスターが印刷紹介されていて、母子は着物姿で、子はキャラメルの箱を手にしています。
お母さんのきものの袂の家紋は、ポスターの描かれた前年に、新しく作られたエンゼルマークが入っています。
家紋と言えば、日本の伝統的なものですが、さりげなくエンゼルマークを、家紋にしたてて、ポスターにした森永の商業主義はさすがです。
文様、紋様、模様に、プラス 家紋(紋章)。
新しくは、図案、デザイン、テキスタイル・デザインなどと呼ばれています。
では、それぞれどのように違い、どう定義づけられているのか。
さて、違いですが、長年言い習わして、使い分けて、 それとなくわかっているつもりですので、困ります。そんな~。
では、しかるべき大事典によると。
文様(もんよう)=文様 略して文といい、模様・紋様とも書く。
柄・図案・意匠・デザインと同じ領域。
何だ、全部ひっくるめて、違いなんて無いじゃないですか。
吉天風に仕分けて。
文様・文・紋様=古より様式化された伝統的な図柄。
模様=具体的に衣裳や、器物に装飾として用いられた絵柄。
紋章(家紋)=特定の個人や社会集団が、標章としてもつ装飾 文様。中でも家族集団の家紋が中心。
つづく