『あざみの歌』は まだ歌えますか

泣いて、笑って、歌って介護!!そんな日常の過去の記録と
新たに今一度自らを見つめてぼちぼちと戯言なりを綴ります。

昔話

2006年11月26日 12時28分02秒 | どうでもいい話
私は昔っから笑い上戸・・・どちらかと言えば、笑いで全てを誤魔化す性質。
度々それで自己嫌悪に陥るけど、この年まで治らないから、もう治さな~い

良きにつけ悪しきにつけ、何か大きな出来事があるとその記憶が優先してしまって
他の記憶を失ってしまう性質でもあるようだ。
不思議な事に、三歳前後の事は異常に詳しく覚えているのに、
中高生時代の記憶がほとんどない。
特に学校での記憶は先生、友人達の事を含めても僅かに覚えている程度。

10年以上前に偶然行った百貨店の店員さんに「せんぱ~い!」と声をかけられたけど、
「あなたは誰?」状態・・・ ネームプレートを見て微かに思い出したけど、
その場を繕おうとして、たじたじになってしまった。・・・あの時はごめんね~

けれど、その数少ない記憶の片隅に強烈に残っている事もある。

当時、私は勉強はしなかったけど
一見ものすご~っく真面目な高校生

ある日、何かの授業中に後ろの席から手紙がこっそり回って来た事があった。
週刊誌の切り抜きか何かだったのだが、
それを読んだ瞬間・・・笑いが止まらなくなってしまったのだ
勿論「ぐははははっ!」と笑える程勇気もなかったので、机に突っ伏して声を殺して
その授業中ず~っと笑い続けてしまった。だって~、箸が転げてもおかしい年頃なのに・・・。
(今は、つまようじが転げたって笑ってるけど)


どこかの国のしいたけ農家の青年が、ある日、おへそからしいたけが生えてきたんだそうな。
しいたけの菌糸がどうした事か、おへそにくっついて生育したんだそうな・・・。


・・・おかしくない??・・・わらっちゃわないでしょか??
・・・確かに、あんまり面白くもないけど、当時は笑いが止まらなかったの


で、それで事は終わったかに見えた。
しか~し、そうではなかったのだ。
翌週の何かの授業の時に、とある先生が教壇に置いてある座席表を見てしばらくじっとしていた。
で、で、座席を数えて始めてらして・・・視線が止まった・・・。
先生は私の顔をじ~っと見つめ、そして、真面目な顔で言ったのだ。

「○○さん・・・あなた、しいたけですか?」
私は訳がわからないし、教室は爆笑の渦に巻き込まれるし


後で、座席表を確認すると、私の名前の下に、丸っこい文字で書かれていたのだ。

しいたけ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・しいたけは大好きだけど・・・・・・・・・。



「あなた、しいたけですか?」
「いいえ、わたしは、しいたけではありません!」


コメント (6)
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