『あざみの歌』は まだ歌えますか

泣いて、笑って、歌って介護!!そんな日常の過去の記録と
新たに今一度自らを見つめてぼちぼちと戯言なりを綴ります。

“え”は「えとらんぜ」の“え”

2013年10月02日 04時08分09秒 | 日々の出来事
もともとオタッキーですから 

外へ出るより、家の中に籠って自分の世界にいる方が好きだった。
にも関わらず、チビ達の成長していく過程ではPTAの役だなんだと幼稚園から高校まで何かに関わっていたので
やたらに学校に行く機会があって、家から外に出れば、必ず知り合いに出会った。
極度の近視と乱視なので人の顔の判別が苦手で、お知り合いになった方々には必ず
「目が悪いんで、挨拶出来ないかもしれないから、見かけたら手を振ってくださいね!」と、お願いしていた程だ。
実際、みなさん「ぽれさ~ん!見えてる~?」ってホントに声をかけて手を振ってくれた。
買い物に出かけてまっすぐ家にたどりついた日は数える程

ところが今は・・・
望みどおりに家にいる時間がなが~~~くなって(ま、内容は違うが
何十年住んでいる此処も、引っ越しや代替わりで、知ってる人が少なくなった。
ましてや、私を知っている人はいったい何人いるのだろう?
いつの間にか、どうやら私はえとらんぜ。

見慣れた当たり前の風景を一瞬異郷のように感じる瞬間がある。


これって、結構好きですよ



本物のえとらんぜになっていた時代もそうだけれど
私と言う人間を全く知らない人と、ふと目があった時に会釈したり
何かのきっかで、笑顔で一言二言言葉を交わしたり
そんな、記憶に残らない出会いも案外心満たされる事がある。

なんて事を、低い石垣に腰かけて「今日も暑いですなぁ。」と声をかけてくれた見知らぬ老婦人に
「いつまでも暑いですねぇ、気をつけてくださいね。」と答えた後で思った次第。





コメント (2)
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