“け”は「経年劣化」の“け”

全面リフォームをして、この家に住み始めて十数年経過。
家電製品は２年ほど前に買い替えを余儀なくされ、それは致し方ないと諦めたが
ここへ来て・・・この、時間の惜しい時に・・・

水回りの不調が数か所・・・
各戸の排水管清掃の時に見つかった劣化箇所も含めて、
大事にならないうちに補修出来たのは良かったけれど、
水回りの棚の中の物を出したり入れたりの時間のロスは、もったいなぁい

年月を経ると、新しいものは古くなって当然。
それだけ毎日働いているのだものね。
「まぁ、ほんっとにお疲れさんやったね。」と言ってやりたい。


そして、ついでに自分にも
「まぁ、ほんっとお疲れさん。」・・・過去形にはまだならぬ。
「まぁ、もうしばらく頑張りなはれ！」・・・そうそう、未来はこれからだものね。


しかし・・・だ！

経年劣化・・・はわが身にもある事を日々の生活の中で十分に分かっちゃいるが・・・
鏡を見ると溜息しか出んわ。
かぁちゃん持ち上げながらの「よっこらしょ！」の掛け声は、日に日に息の音が大きくなるわ。
階段の最初の一歩に勇気が必要になるわ。
ぺこちゃんの上から目線の口調にイラつくわ。
ぽんのパニパニへの忍耐力が衰えるわ。
ま、その、マイナス面を探せば至る所にゴロゴロしている。


には違いない・・・が！

そりゃ、毎日の地味な労働の積み重ね。
他人様に評価を求める事は出来ないが、けっこう頑張ってきたような気もする。
心身ともにあちこちガタが来ても仕方ないんじゃないかなぁ・・・。

んでも、劣化と自分で認めるのはちょっと抵抗があるし
優劣をつけるなら、劣より優の方が気分が良いので、
物理的に古くなっても、経年優化という気分で行くことにしよう。