なんでそうなるの？（背の君よ、おまえもか！編）

朝もはよから、夜もおそまで、休みもなしに・・・
現役の時以上に仕事に精出すわが夫よ・・・

え～かげん年の事も真面目に考えんと、疲れもたまりっぱなしになりますよ～！



かぁちゃんの夜中のトイレを終えた後
私はようやくシャワーを浴びて、まったりとし、それから徐に背の君の弁当を作り始める。
早寝早起きの彼が起きて来るのが５時頃なので、
最近は、めでたく夫婦の会話と共に朝を迎えている。
（早朝の関西特有の朝のワイドショーに突っ込みを入れているだけなのだが）

ただ、昨夜は背の君の眠りが浅かった。
そのせいか、朝も何やら覇気がない（土曜はそのワイドショーがお休みのせいもある）
で、私が弁当を作り終えて、かぁちゃんのデイの準備も大方終わり
連絡帳に昨日の様子を書こうと、カバンのファスナーを開けてファイルを取り出し椅子に座ったその時！！


あ、あ、あ、あの野郎は・・・！！
い、いや、背の君めは・・・！！


なみなみと牛乳の入ったコップを、まるでそのカバンに狙いを定めたかの様に
全量、ぶちまけやがっ・・・ぶちまけたのである


はぁっ！！！？？？


いや、分かっている。

わざとじゃない。

それに、ちゃんと謝った。

だがしかし・・・だがしかしっ！！！

カバンの中身は全滅でございますわよ

カバンを持ち上げたら、かぁちゃんの布張りの椅子にしたたっていますわよ、牛乳がっ

水じゃないのよ！ぎうにうなのよ！！

くっちゃくなるでしょうよ！！！分かるでしょうよっ！！！


いえ、早朝ですから、大声を出す訳にはいかない・・・くらいの自制心はあったけれど

もう、ほんまに、何すんのぉ

ぐぁ！ぐあっ！・・・がるるるるるる・・・喉の奥からうなり声をあげ
彼の妻は無言で威嚇し続けたのでありました。




・・・しかしまぁ、なんですなぁ・・・私、なんやかんやと退屈とは縁遠く生きております。