ぽてちの「人とはちがうモノ」日記

「人と同じことはしない」ぽてちが選んだ、いろいろなモノたちのお話。

イタリア旅行 4

2015-03-15 08:50:13 | 

二番目の訪問地、フィレンツェへ向かう。

さすが首都、朝のテルミニ駅は混雑してました。

自分が乗る列車のホームは乗車20分前くらいにならないと

決まらないので、電光掲示板とにらめっこ。

やっと出たのでホームを目指して歩いていると、「何号車?」と声をかけてくる男が。

こう書くと、いかにも怪しげですが、実際はとっても親切そうに見えます。

それに対して夫が(初めて登場しましたが、今回は夫婦で旅行しとります)チケットを見せてしまった。

あちゃー、と思いましたが、見せてしまったものは仕方がない。

列車が入ってくると、ご丁寧にスーツケースを(なんで渡すかなぁ)列車の棚に上げてくれ、「Ten」ですと。

10ユーロ払えってことらしいです。私は1ユーロしか渡しませんでしたが、夫は数ユーロ渡してました。

実はスーツケースごと持っていくのではないかと恐れていたので、まぁしょうがないか。

 

イタリアでは、スキがあれば金をかすめ取ってやろう、という輩が多いように思います。

脅して取る、というわけではなく、だまされる方が悪いでしょ、みたいな。

 

ウィーンでの一件にしろ、列車乗車時は大変危ないです。

前にも書きましたが、ヨーロッパの駅は改札もなく、駅員もいません。

誰でも入ってこれます。なんで誰かが見回っていないのかわかりませんが、

自分の身は自分で守るしかありません。

 

気を取り直して車窓から一枚。小さな村の物語、なんちて。

列車はフレッチャロッサ。イタリアの新幹線ですな。

300km/h出るようですが、実際は250くらいでした。

1時間半で到着。

 

ホテル・エグゼクティブ。駅から歩いて5~6分。

午前中の到着ですが早めにチェックインさせてくれました。

やはり洗面所は大理石。ゴージャス。

 

このホテルは市内にあまたある、かつてメディチ家のものだった邸宅を改築している建築物らしく、

階段室に以前の壁が残してありました。とにかく強大な権力と富を握っていたメディチ家。

 

まずはサンタマリアノヴェッラ教会。色大理石が美しい。

 

その後、日本でもコスメで有名なサンタマリアノヴェッラ薬局へ。

世界最古の(13世紀からあります)教会付属薬局。

「ハンニバル」(こちらも旅行前に再読しました)のDr.レクターご用達でもあったなぁ。

こちらの石鹸2個で30ユーロ以上したと思います。

でも日本だと右のが5,000円以上なのでまずまず。

 

夕方にバスでアカデミア美術館へ行き、有名なダビデ像を見に行きました。

像の後ろにベンチがあり、座って見られるのですが、あれ、意外に太っている、というか、

顔がデカいというか、大きな像を下から見ているせい?

意外な結果でした。八頭身ではないのね?

ちなみに撮影禁止です。

 

バスで帰る途中から雨が降り出しました。それがかえってよかったのか、

ダメ元で行ってみた、超有名なトラットリア・アルマンドが飛び込みで入れました。ホテルからは至近距離。

まずは地元トスカーナのボトルワインを注文。つき出し的にトマトの煮込みのようなものが出ました。美味。

トロトロです。つき出し的に有料でした。

 

 

ナッツやブドウが散らされたサラダ。旅行中は野菜不足になります。

右はカリカリのパンに黒オリーブのペーストが塗られたもの。

このペースト日本で売ってないかな、おいしい。

 

 

そして食べてみたかった、トリッパ。ローマ風とはちょっと違うらしいです。ローマはミント入りとか。

トマト味で、牛の胃(ハチノス)を煮込んだもの。大量の豆が添えられています。

大豆よりちょっと小さめな豆。ウィーンでも見ました。なにかのハーブが入っている。

トリッパは食感が微妙で、ちょっと気持ち悪く感じる人もいるかも。

食後はお決まりのエスプレッソ。ウマいけど、濃い。濃いけどウマい。

 

教訓:とにかく列車乗車時には細心の注意を。