国際情勢の分析と予測

地政学・歴史・地理・経済などの切り口から国際情勢を分析・予測。シャンティ・フーラによる記事の引用・転載は禁止。

アリューシャン低気圧の猛発達の原因はアイスランド低気圧の消滅と高気圧出現?気象兵器発動中か?

2021年01月01日 | 二酸化炭素による地球温暖化という大嘘
GFSによると1月1日にアリューシャン近海で918ヘクトパスカルと低気圧が猛烈に発達している。猛烈な台風並みの勢力である。北太平洋の温帯低気圧ではこの勢力は希と思われる。GFSの北半球予想天気図を見ると驚くべき事にアリューシャン低気圧が猛烈に発達している一方で、アイスランドには低気圧が存在せず、逆に北大西洋中緯度のアゾレス高気圧が北に偏位してアイスランド近海を覆っているのだ。氷河に覆われたグリーンランドは高気圧に覆われることが多いが、日によってはこのグリーンランド高気圧とアゾレス高気圧がアイスランド近海上空で融合している。亜熱帯高気圧と氷河上空の寒冷高気圧が融合するとは常識では考えられない。この二つの高気圧の気団の大きな温度差がアイスランド低気圧の猛烈な発達の原動力なのだ。 アイスランドが高気圧に覆われているために、グリーンランド西側のバフィン湾~ハドソン湾北部と欧州大陸に弱い低気圧が存在している。低気圧東側のグリーンランドや東欧・ヨーロッパロシアは暖気が流入し高温となっている。北米大陸もアイスランド低気圧が弱い影響か大部分で温暖である。北極の寒気はシベリア上空から北太平洋に向かって流れ出し、その影響で日本上空に猛烈な寒波が襲来し続ける状況になっているのだと思われる。昭和38年と56年の38豪雪、56豪雪が戦後の豪雪として非常に有名だが、この2回の豪雪ではアリューシャン低気圧が西に偏位してオホーツク海に滞留したことが多かったとされ、その背景にはジェット気流の強い蛇行がある。今回の令和3年豪雪は異常に強いアリューシャン低気圧、アイスランドが高気圧に覆われるという二つの大きな異常が原因となっている。「アリューシャン・アイスランド低気圧間のシーソー現象」から考えると、アイスランド高気圧の出現がアリューシャン低気圧の猛発達の原因ではないかと思われる。ジェット気流もアイスランド高気圧の出現に合わせて大きく蛇行しており、この気象現象が構造的なものであることを示している。 常識的に考えて冬のアイスランドに高気圧が居座るということは考えられない。これは、西側支配階層が気象兵器を発動しているのではないかと想像する。その目的は憶測するしかないが、新型コロナの流行が強まりすぎて制御不能にならないように暖冬にすることではないだろうか。 . . . 本文を読む
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