●国境警備隊博物館
ウラジオストクには幾つかの博物館があるが、その中で私が最も印象深かったのは国境警備隊博物館である。ソ連時代から現代までのロシアの長大な国境を警備する人々の活動が克明に記されている。第二次大戦前の日本とソ連の衝突であるノモンハン事件や、ソ連と朝鮮の国境線での衝突に加えて、第二次大戦後の中ソ関係を緊張させたダマンスキー島事件の記録も残されている。ダマンスキー島の地図、氷結したウスリー川の上での中国軍とソ連国境警備隊の衝突の写真の数々、ソ連側が押収した毛沢東語録などの物品が展示されていた。軍装の警備員の監視下であり写真を撮ることができなかったのは残念だ。
国境警備隊博物館の訪問者が書く感想ノートを見ると、6-7割がロシア語であったが、その次に多いのは韓国語であった。ロシアの少数民族である朝鮮人との繋がりのせいだろうか。ただ、ホテルでは中国人の観光客が非常に多く見受けられた。ロビーを占領した中国人観光客は大声で喋り騒がしいことこの上ない。レセプションの担当者も中国語を話していたし、ホテルのエレベーターや博物館の展示の一部は露・英・中の三カ国語表示であった。この町に中国人の訪問者が如何に多いかということを示しているように思われた。
●ルースキー島
ウラジオストクは大陸国家ロシアでは数少ない不凍港の一つである(厳密に言うと不凍港ではないが、砕氷船で容易に水路を維持できるレベルらしい)。細長い入り江である金角湾沿いに市街地が拡がっており、バス・トラム・トロリーバスが主要な交通機関となっている。その他、ウラジオストク駅から数百メートル離れたフェリーターミナルからは、ウラジオストクの南側にあるルースキー島へのフェリーが二時間半おきに一日6便運航されている。この船でルースキー島を訪れてみた。片道一時間(運賃は25ルーブル)の航海では金角湾に並ぶ軍艦や商船が一望できる。
ルースキー島はアルファベットのCの字の形をしているが、ウラジオストクよりの場所に長さ数十メートルの運河が建設されており、その運河を通って島の中の入り江に到達した。
島にはダーチャらしき家が幾つか並んでいる。ルースキー島とウラジオストクの間の狭い海峡の上には高圧送電線が渡されており、ルースキー島の住居は電気が通じているようである。工場らしき建物も散見される。かつてのソ連太平洋艦隊に関連する工場なのかもしれない。
●長距離バス駅
ウラジオストク中心部からバスで北に向かって約30分間走るとフタラヤ・レーチカのアフトバグザール(バスターミナル)に着く。その敷地の隣には広大なバザールがあった。
各商店を見るとロシア人女性が一人、中国人2-3人という組み合わせが多い。最近、商店の売り子をロシア人に限定するという法律が施行された影響だろう。中国人は表向きは売り子ではなく雑用係ということになっているのだろうが、実際には私に向かって中国語らしき言葉で話しかける(東洋人なので中国人と思ったのだろう)など、売り子としても活動しているように思われた。バザールの商品の多くは中国語の商品名や会社名が書かれた中国製であり、中国製品の波にロシア極東が飲み込まれていることがよく分かった。
●金髪のモンゴロイドの国、ロシア
駅や街角で多くのロシア人の顔を眺めていると、欧州人と区別が付かない完璧な白人に混じって、落ち窪んでいないモンゴロイドの目、目と離れたモンゴロイドの眉毛、あるいは丸みを帯びたモンゴロイドの鼻を持つ白人を多く見かける。彼らの髪の毛は褐色ないし茶色のことが多いが、驚いたことに金髪(生え際も金髪なので、染色ではなく自毛と想像する)の者すら存在する。全体として見たとき、ロシア人は明らかに西欧の白人とは異なり、モンゴロイドの遺伝子をかなり受け継いでいる様に思われる。これこそ彼らの西欧に対する劣等感の根源であろう。
ロシア人は全般に対日感情は非常によいとされる。これはロシアマスコミで日本の先進技術が報道されたり、故障しにくい日本製の中古車や高性能の日本製カメラなどの日本製品がロシアに溢れていることもあるだろう。しかし、それだけではない様に思う。これは私の想像だが、ロシア人は日本という先進国の西側に隣接しているという認識を持つことで、従来の「劣ったモンゴロイドの遺伝子を受け継いだ、白人の出来損ない」という劣等感から脱出して、「西欧と日本という二つの先進国に挟まれ、両方の遺伝子を兼ね備えた民族」というアイデンティティを持つことが出来るからではないだろうか。
●元来シーパワーであったロシア
ロシアというとランドパワーの代表と思われがちである。しかし、ロシアの大都市の大部分は大河川の岸辺や海洋に面した良港に建設されており、そこでは水運が非常に大きな役割を果たしている。また、シベリア開拓も鉄道開通前は、河川を遡り、狭い峠を越えて次の河川を下るというルートで実行されている。つまり、ロシアは内陸河川の水運を主要な交通手段として発達してきたシーパワーなのである。この点、モンゴル人やトルコ人などの遊牧民族とは大きく異なっている。似た例を挙げるとするならば、揚子江流域以南の中国が挙げられるかもしれない。重慶・武漢・南京などの大都市はいずれも揚子江の水運に大きく依存している。
●ロシアをランドパワーに変えた鉄道という技術革新
ロシアにおける河川水運は冬季に運行不能となる致命的欠点がある。また、バルチック艦隊の航路に見られる長距離の海運は時間がかかりすぎる欠点がある。それ故、ロシアは面積は広大であるが真の強国には成り得なかった。それを超大国に一変させたのは鉄道という技術革新である。1850年代のクリミア戦争では鉄道輸送の不十分さのために苦戦したロシア軍だが、1904-5年の日露戦争ではシベリア鉄道開通により、ロシア極東に大量の兵士を送り込んで戦争を実行している。このような技術革新がシーパワーの雄であった大英帝国に大きな憂慮を与えて地政学という学問を生み出したことは当然とも言えるだろう。日露戦争とは、国際金融資本が鉄道建設により戦争がどの様に変化し、ランドパワーがどれだけ強大化するか、シーパワーがそれに対抗するにはどうすべきかを極東という舞台で実験する目的で日本に実行させた戦争ではないかと私は想像(妄想)している。また、最近の太陽活動活発化による地球温暖化は近未来に北極海の氷冠を縮小させ、ロシア北極海岸に多数の良港を作りだしてロシアを再びシーパワーに引き戻すことになるかもしれない。その時のロシアはシーパワーとランドパワーの双方を兼ね備える国家になっているだろう。
●ウラジオストクからアジアを眺める
ウラジオストクで考えたことだが、現在の東アジアは19世紀後半の西欧と比較的似通った面がある。アジア大陸では北側のロシアと南側の中国という二つの超大国が対立し、中国の成長にロシアは大きな脅威を感じている。また、中露と日本の間には緩衝国の朝鮮半島国家、中露間には緩衝国モンゴルが存在する。中国をドイツ帝国、ロシアをフランスに例えるなら、緩衝国の朝鮮半島国家はベネルクス三国に対応することになる。また、モンゴルはルクセンブルグかあるいはスイスに対応することになる。
このような対応関係を考えれば、日本の今後採るべき外交政策も自ずと明らかになる。大英帝国=国際金融資本が欧州大陸の主要国を分裂・対立させて漁夫の利を得ると共に欧州大陸を統一する超大国の出現を防止してきた歴史を日本は学び、実行すべきなのだ。英国外交史を専門とする慶応大学法学部の細谷雄一助教授が若年ながら外務省が関連する雑誌「外交フォーラム」に寄稿するなど、日本の外交政策に関与しているのも納得できる。英国の大学院で地政学を研究している奥山真司氏も、同様の認識を持っていることだろう。
ただし、大英帝国=国際金融資本が自己の利益だけを追求して欧州で悲惨な大戦争や革命による大虐殺を盛大に実行してきたことは日本は見習っては成らないだろう。日本は可能な限り戦争のない平和な東アジアを目指すべきである。また、日本国民の国益だけを追求するのではなく、東アジア全体の利益、あるいは全世界の利益をも追求すべきだ。その点で私は江田島孔明氏の主張する「新日英同盟」には賛成しない。日本に必要なのは大英帝国=国際金融資本の歴史の知恵だけであり、同盟国としての英国ではない。
●19世紀後半の欧州と現在の東アジアの違い:独仏関係と中露関係の比較
しかし、欧州外交史をそのまま東アジアに当てはめるのは賢明ではないように思われる。まず、独仏両国は中世のフランク王国を起源としており、現在は欧州統合によりその起源に戻りつつある。両国は白人・キリスト教・アルファベットという点で共通点が非常に多い。一方の中国とロシアはいずれも中世のモンゴル帝国を起源の一つとしているが、人種も文字も宗教も全く異なっている。人口規模も約10倍の格差がある。独仏のような対等の統合は考えられないという点で、独仏関係と中露関係は大きく異なっている。従って、この均衡が揺らぐとすれば、一方が他方を圧倒し併合するという形式になるはずだ。
極東のロシア人にとっては、1990年代以降の日本の援助による中国経済の躍進は脅威以外の何者でもないだろう。その状況での、橋本龍太郎元総理時代の「北方領土問題を解決して一緒に中国の脅威に対抗しよう!」というロシアへの呼びかけは、非常に大きなインパクトがあったと思われる。そして、日本もロシアも中国を単純に敵視するのではなく、関与を保ちつつ、危険な国家に変化するのを防止することを主要目標にするという点で対中政策は一致しているように思われる。
●19世紀後半の欧州と現在の東アジアの違い:ベネルクス三国と朝鮮半島国家の比較
更に、ベネルクス三国と朝鮮半島国家も民族性が大きく異なっている。朝鮮民族は強者に事大し弱者を迫害するという習性があり、それは第二次大戦後の対日関係に発揮されている。しかし、日本が朝鮮半島国家に求めるのは、事大主義とは正反対のものである。即ち、中国がもしロシアを圧倒する超大国になった場合には、日本の理想とする朝鮮半島国家は弱者であるロシアに味方して強者である中国に対抗せねばならない。そして、少なくとも韓国に関する限りはその様な行動はまず無理であると考えられる。日本の朝鮮半島政策の困難さはここにあると言えるだろう。解決策としては、韓国の民意が朝鮮半島国家の政治に反映されない状態を作るしかない。そして、事大主義に汚染されていない政府を移植するしかないだろう。それが可能かどうかは分からないが。
清が明を攻撃する際に清に服属した李氏朝鮮が明の住民に対して働いた酷い残虐行為を明の人々は嘆いたという。つい先日まで明を宗主国として崇め奉っていた李氏朝鮮はなぜこうも平気で豹変するのかというのだ。同様の残虐行為は第二次大戦での日本敗北直後の朝鮮半島や日本国内でも行われたし、ベトナム戦争でのベトナム人に対する虐殺も記憶に新しい。更により注目すべきなのは、同民族である済州島の住民に対する韓国軍の大虐殺である。実に人口の3割が虐殺され、2割弱が日本に逃亡するという悲惨な事件が平然と実行されているのだ。我々日本人はこのような朝鮮民族の習性とも言える残虐行為について詳しく調査し、彼らを封じ込める為にあらゆる努力を行う必要があるだろう。その点では、中国やロシアも日本に同意し協力してくれる筈だ。事大主義の朝鮮民族は、仮に自己が劣勢になったときに必ず牙をむいて襲いかかってくる民族であり、それ故に仮想敵国にはなりえても友好国候補には絶対になり得ないからだ。
ウラジオストクには幾つかの博物館があるが、その中で私が最も印象深かったのは国境警備隊博物館である。ソ連時代から現代までのロシアの長大な国境を警備する人々の活動が克明に記されている。第二次大戦前の日本とソ連の衝突であるノモンハン事件や、ソ連と朝鮮の国境線での衝突に加えて、第二次大戦後の中ソ関係を緊張させたダマンスキー島事件の記録も残されている。ダマンスキー島の地図、氷結したウスリー川の上での中国軍とソ連国境警備隊の衝突の写真の数々、ソ連側が押収した毛沢東語録などの物品が展示されていた。軍装の警備員の監視下であり写真を撮ることができなかったのは残念だ。
国境警備隊博物館の訪問者が書く感想ノートを見ると、6-7割がロシア語であったが、その次に多いのは韓国語であった。ロシアの少数民族である朝鮮人との繋がりのせいだろうか。ただ、ホテルでは中国人の観光客が非常に多く見受けられた。ロビーを占領した中国人観光客は大声で喋り騒がしいことこの上ない。レセプションの担当者も中国語を話していたし、ホテルのエレベーターや博物館の展示の一部は露・英・中の三カ国語表示であった。この町に中国人の訪問者が如何に多いかということを示しているように思われた。
●ルースキー島
ウラジオストクは大陸国家ロシアでは数少ない不凍港の一つである(厳密に言うと不凍港ではないが、砕氷船で容易に水路を維持できるレベルらしい)。細長い入り江である金角湾沿いに市街地が拡がっており、バス・トラム・トロリーバスが主要な交通機関となっている。その他、ウラジオストク駅から数百メートル離れたフェリーターミナルからは、ウラジオストクの南側にあるルースキー島へのフェリーが二時間半おきに一日6便運航されている。この船でルースキー島を訪れてみた。片道一時間(運賃は25ルーブル)の航海では金角湾に並ぶ軍艦や商船が一望できる。
ルースキー島はアルファベットのCの字の形をしているが、ウラジオストクよりの場所に長さ数十メートルの運河が建設されており、その運河を通って島の中の入り江に到達した。
島にはダーチャらしき家が幾つか並んでいる。ルースキー島とウラジオストクの間の狭い海峡の上には高圧送電線が渡されており、ルースキー島の住居は電気が通じているようである。工場らしき建物も散見される。かつてのソ連太平洋艦隊に関連する工場なのかもしれない。
●長距離バス駅
ウラジオストク中心部からバスで北に向かって約30分間走るとフタラヤ・レーチカのアフトバグザール(バスターミナル)に着く。その敷地の隣には広大なバザールがあった。
各商店を見るとロシア人女性が一人、中国人2-3人という組み合わせが多い。最近、商店の売り子をロシア人に限定するという法律が施行された影響だろう。中国人は表向きは売り子ではなく雑用係ということになっているのだろうが、実際には私に向かって中国語らしき言葉で話しかける(東洋人なので中国人と思ったのだろう)など、売り子としても活動しているように思われた。バザールの商品の多くは中国語の商品名や会社名が書かれた中国製であり、中国製品の波にロシア極東が飲み込まれていることがよく分かった。
●金髪のモンゴロイドの国、ロシア
駅や街角で多くのロシア人の顔を眺めていると、欧州人と区別が付かない完璧な白人に混じって、落ち窪んでいないモンゴロイドの目、目と離れたモンゴロイドの眉毛、あるいは丸みを帯びたモンゴロイドの鼻を持つ白人を多く見かける。彼らの髪の毛は褐色ないし茶色のことが多いが、驚いたことに金髪(生え際も金髪なので、染色ではなく自毛と想像する)の者すら存在する。全体として見たとき、ロシア人は明らかに西欧の白人とは異なり、モンゴロイドの遺伝子をかなり受け継いでいる様に思われる。これこそ彼らの西欧に対する劣等感の根源であろう。
ロシア人は全般に対日感情は非常によいとされる。これはロシアマスコミで日本の先進技術が報道されたり、故障しにくい日本製の中古車や高性能の日本製カメラなどの日本製品がロシアに溢れていることもあるだろう。しかし、それだけではない様に思う。これは私の想像だが、ロシア人は日本という先進国の西側に隣接しているという認識を持つことで、従来の「劣ったモンゴロイドの遺伝子を受け継いだ、白人の出来損ない」という劣等感から脱出して、「西欧と日本という二つの先進国に挟まれ、両方の遺伝子を兼ね備えた民族」というアイデンティティを持つことが出来るからではないだろうか。
●元来シーパワーであったロシア
ロシアというとランドパワーの代表と思われがちである。しかし、ロシアの大都市の大部分は大河川の岸辺や海洋に面した良港に建設されており、そこでは水運が非常に大きな役割を果たしている。また、シベリア開拓も鉄道開通前は、河川を遡り、狭い峠を越えて次の河川を下るというルートで実行されている。つまり、ロシアは内陸河川の水運を主要な交通手段として発達してきたシーパワーなのである。この点、モンゴル人やトルコ人などの遊牧民族とは大きく異なっている。似た例を挙げるとするならば、揚子江流域以南の中国が挙げられるかもしれない。重慶・武漢・南京などの大都市はいずれも揚子江の水運に大きく依存している。
●ロシアをランドパワーに変えた鉄道という技術革新
ロシアにおける河川水運は冬季に運行不能となる致命的欠点がある。また、バルチック艦隊の航路に見られる長距離の海運は時間がかかりすぎる欠点がある。それ故、ロシアは面積は広大であるが真の強国には成り得なかった。それを超大国に一変させたのは鉄道という技術革新である。1850年代のクリミア戦争では鉄道輸送の不十分さのために苦戦したロシア軍だが、1904-5年の日露戦争ではシベリア鉄道開通により、ロシア極東に大量の兵士を送り込んで戦争を実行している。このような技術革新がシーパワーの雄であった大英帝国に大きな憂慮を与えて地政学という学問を生み出したことは当然とも言えるだろう。日露戦争とは、国際金融資本が鉄道建設により戦争がどの様に変化し、ランドパワーがどれだけ強大化するか、シーパワーがそれに対抗するにはどうすべきかを極東という舞台で実験する目的で日本に実行させた戦争ではないかと私は想像(妄想)している。また、最近の太陽活動活発化による地球温暖化は近未来に北極海の氷冠を縮小させ、ロシア北極海岸に多数の良港を作りだしてロシアを再びシーパワーに引き戻すことになるかもしれない。その時のロシアはシーパワーとランドパワーの双方を兼ね備える国家になっているだろう。
●ウラジオストクからアジアを眺める
ウラジオストクで考えたことだが、現在の東アジアは19世紀後半の西欧と比較的似通った面がある。アジア大陸では北側のロシアと南側の中国という二つの超大国が対立し、中国の成長にロシアは大きな脅威を感じている。また、中露と日本の間には緩衝国の朝鮮半島国家、中露間には緩衝国モンゴルが存在する。中国をドイツ帝国、ロシアをフランスに例えるなら、緩衝国の朝鮮半島国家はベネルクス三国に対応することになる。また、モンゴルはルクセンブルグかあるいはスイスに対応することになる。
このような対応関係を考えれば、日本の今後採るべき外交政策も自ずと明らかになる。大英帝国=国際金融資本が欧州大陸の主要国を分裂・対立させて漁夫の利を得ると共に欧州大陸を統一する超大国の出現を防止してきた歴史を日本は学び、実行すべきなのだ。英国外交史を専門とする慶応大学法学部の細谷雄一助教授が若年ながら外務省が関連する雑誌「外交フォーラム」に寄稿するなど、日本の外交政策に関与しているのも納得できる。英国の大学院で地政学を研究している奥山真司氏も、同様の認識を持っていることだろう。
ただし、大英帝国=国際金融資本が自己の利益だけを追求して欧州で悲惨な大戦争や革命による大虐殺を盛大に実行してきたことは日本は見習っては成らないだろう。日本は可能な限り戦争のない平和な東アジアを目指すべきである。また、日本国民の国益だけを追求するのではなく、東アジア全体の利益、あるいは全世界の利益をも追求すべきだ。その点で私は江田島孔明氏の主張する「新日英同盟」には賛成しない。日本に必要なのは大英帝国=国際金融資本の歴史の知恵だけであり、同盟国としての英国ではない。
●19世紀後半の欧州と現在の東アジアの違い:独仏関係と中露関係の比較
しかし、欧州外交史をそのまま東アジアに当てはめるのは賢明ではないように思われる。まず、独仏両国は中世のフランク王国を起源としており、現在は欧州統合によりその起源に戻りつつある。両国は白人・キリスト教・アルファベットという点で共通点が非常に多い。一方の中国とロシアはいずれも中世のモンゴル帝国を起源の一つとしているが、人種も文字も宗教も全く異なっている。人口規模も約10倍の格差がある。独仏のような対等の統合は考えられないという点で、独仏関係と中露関係は大きく異なっている。従って、この均衡が揺らぐとすれば、一方が他方を圧倒し併合するという形式になるはずだ。
極東のロシア人にとっては、1990年代以降の日本の援助による中国経済の躍進は脅威以外の何者でもないだろう。その状況での、橋本龍太郎元総理時代の「北方領土問題を解決して一緒に中国の脅威に対抗しよう!」というロシアへの呼びかけは、非常に大きなインパクトがあったと思われる。そして、日本もロシアも中国を単純に敵視するのではなく、関与を保ちつつ、危険な国家に変化するのを防止することを主要目標にするという点で対中政策は一致しているように思われる。
●19世紀後半の欧州と現在の東アジアの違い:ベネルクス三国と朝鮮半島国家の比較
更に、ベネルクス三国と朝鮮半島国家も民族性が大きく異なっている。朝鮮民族は強者に事大し弱者を迫害するという習性があり、それは第二次大戦後の対日関係に発揮されている。しかし、日本が朝鮮半島国家に求めるのは、事大主義とは正反対のものである。即ち、中国がもしロシアを圧倒する超大国になった場合には、日本の理想とする朝鮮半島国家は弱者であるロシアに味方して強者である中国に対抗せねばならない。そして、少なくとも韓国に関する限りはその様な行動はまず無理であると考えられる。日本の朝鮮半島政策の困難さはここにあると言えるだろう。解決策としては、韓国の民意が朝鮮半島国家の政治に反映されない状態を作るしかない。そして、事大主義に汚染されていない政府を移植するしかないだろう。それが可能かどうかは分からないが。
清が明を攻撃する際に清に服属した李氏朝鮮が明の住民に対して働いた酷い残虐行為を明の人々は嘆いたという。つい先日まで明を宗主国として崇め奉っていた李氏朝鮮はなぜこうも平気で豹変するのかというのだ。同様の残虐行為は第二次大戦での日本敗北直後の朝鮮半島や日本国内でも行われたし、ベトナム戦争でのベトナム人に対する虐殺も記憶に新しい。更により注目すべきなのは、同民族である済州島の住民に対する韓国軍の大虐殺である。実に人口の3割が虐殺され、2割弱が日本に逃亡するという悲惨な事件が平然と実行されているのだ。我々日本人はこのような朝鮮民族の習性とも言える残虐行為について詳しく調査し、彼らを封じ込める為にあらゆる努力を行う必要があるだろう。その点では、中国やロシアも日本に同意し協力してくれる筈だ。事大主義の朝鮮民族は、仮に自己が劣勢になったときに必ず牙をむいて襲いかかってくる民族であり、それ故に仮想敵国にはなりえても友好国候補には絶対になり得ないからだ。
あの国のあの法則(歴史と実例が証明する朝鮮半島の法則)
http://specific-asian-flash.web.infoseek.co.jp/housoku.html
《絶対法則》
第一法則 国家間から企業、個人に至るまで、韓国と組むと負ける。
第二法則 第一法則において、韓国が抜け駆けをすると韓国のみが負ける。
第三法則 第一法則において、韓国から嫌われると法則を回避できる。この時、嫌われる度合いと回避できる割合は正の相関関係にある
第四法則 第一法則において、韓国と縁を切った場合、法則を無効化出来る。
第五法則 第一法則において、一方的に商売をする場合は、法則は発動しない。
第六法則 第3・第4則において、半島と手や縁を切った場合、運気や業績その他、全ての面に置いて急激に回復、若しくは上昇傾向が期待出来る。
《諸法則》
第一法則 日本で発明され、人気を博した物は、数十年(又は数百年)後に、 韓国製又は半島製にされる。
第二法則 日本で人気や才能が有る人間は、必ず在日認定されるが、韓国か ら嫌われていると、必ず回避出来る。
第三法則 日本のTV番組は、半島の露出度と番組の人気下降度が正比例の関係に有る。 (日本のTV番組は、半島の露出度と番組の人気度が反比例の関係に有る。)
第四法則 海外や国内で、聞かれてもいないのに自らを日本人と名乗る人間は、 本当の日本人で無い可能性が高い。
第五法則 自国に都合の悪い出来事は、全て外国に責任転嫁する。
第六法則 韓国の大統領(為政者)は、任期末期になると騒動が持ち上がり 悲惨な末路を歩む。
第七法則 朝鮮に手を出した日本の権力者は二代のうちに破滅する 。
第八法則 法則の威力は60年周期で非常に強まる傾向にある 。
第九法則 たとえ半島人であっても心が日本人なら法則は発動する。
第十法則 たとえ日本人であっても心が半島人と化したなら法則は発動しない。
第十一法則 あの国に深く関わり且つイメージキャラクタ等、象徴的存在になってしまった場合、 その人物は法則発動体となり、その人物に関わると直接・間接関係なく法則が発動する。また発動体はこちらの意志とは関係 なく一方的に関わってくる為、 ほとんど 回避不可能である。
勝ち 負け
唐 vs 日本 + 百済 (白村江の戦い)
イスラム帝国 vs 唐 + 高句麗人の総大将 (タラス河畔の戦い)
日本 vs 元 + 高麗 (元寇)
明 vs 日本 + 朝鮮 (文禄の役)
日本 vs 明 + 朝鮮 (慶長の役)
清 vs 明 + 朝鮮 (明滅亡)
日本 vs 清 + 朝鮮 (日清戦争)
日本 vs 露 + 朝鮮 (日露戦争)
ソ連 vs 日本 + 朝鮮 (シベリア出兵)
アメリカ vs 日本 + 朝鮮 (大東亜戦争)
ベトナム vs アメリカ + 韓国 (ベトナム戦争)
番外編(引き分け)
アメリカ + 韓国 vs 中国 + 北朝鮮 (朝鮮戦争)
イラク + 北朝鮮 vs 多国籍軍 + 韓国 (イラク戦争中、北朝鮮がイラクの戦果を誇大報告。フセイン一族崩壊&イラク治安回復せず)
勝ち 負け
ビクター連合 対 SONY+サムスン (VHS 対 β方式)
SHARP 対 SONY+サムスン (液晶ディスプレー)
IBM(DOS/V) 対 Apple+サムスン (パソコン)
栃木銀行 対 足利+北鮮(銀行)
ヤマダ電機 対 コジマ+LG (自動車)
TOYOTA 対 三菱+HYUNDAI (自動車)
TOYOTA 対 マツダ+HYUNDAI (自動車)
TOYOTA 対 日産+HYUNDAI (自動車)
TOYOTA 対 マツダ+起亜 (自動車)
TOYOTA 対 日産+三星 (自動車)
日本+台湾 対 フランス+韓国 (高速鉄道)
続きは、上記サイトをご覧ください。
特定アジア 総合サイト
http://specific-asian-flash.web.infoseek.co.jp/index.htm
これはホントに愛情込めて言うけど早めに
詫びいれないと僕は
(以下略。ヒント飛び○り・笑)
ネットでディスられてるらしい
んですね(笑)
全てエネルゲンにして
ユダヤとニダヤの日本分割統治計画
http://www.teamrenzan.com/archives/writer/mineyama/seapower.html
http://www.araiart.jp/copro302a.html
http://www.araiart.jp/725.html
である!我々日本人の血には「失われたイスラエル12部族」の血が流れている。
http://blog.goo.ne.jp/efraym/
ロシアはマスコミと学会を支配してオルグを増やしていく。
Unknown (Unknown)
2007-09-10 00:53:31
ロシアのプーチンは今、アラブ首長国連邦、オーストラリア、インドネシアを歴訪している。
遊びに行ったのではない。KGBの仕事だ。
日本は外側から包囲される
精神異常者を使って状況を発生させるだろう。
戦後本当に日本人は駄目になった
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/e/b049f4909bf24a69e55f2f4c105f5fa2
Unknown (Unknown)
2007-09-10 17:14:13
西武線で爆弾テロ狙う ダイナマイト並みの爆薬原料も保有
9月10日12時18分配信 産経新聞
インターネット通販などで購入した薬品で爆発物を製造、所持したとして、爆発物取締罰則違反容疑で警視庁公安部に逮捕、起訴された男が「職のある人を狙い、西武新宿線の電車内で爆弾テロを起こそうと思った」と供述していたことが、分かった。10日午前、東京地裁で開かれた初公判で検察側が冒頭陳述で明らかにした。男は、1995年の米オクラホマシティーの連邦ビル爆破テロ事件で使われ、ダイナマイト並みの破壊力がある「ANFO爆薬」の原料を保有していたことも新たに判明した。
男は東京都東久留米市柳窪、元会社員、寺沢善博被告(38)。今年4~5月にかけ、ネット通販や薬局で購入した化学剤アセトン500ミリリットルなどを使い、爆発物「TATP」(トリアセトントリパーオキサイド)約100グラムを製造、所持していた。TATPは海外で自爆テロなどに使われている。
公安部の調べに、寺沢被告は「電車内で自爆テロを起こすため、ネットで製造方法を学び、爆発物を作った」と供述。都内の国立大を卒業後、専攻した暗号学を生かそうとして通信会社に就職したが、人間関係が合わずに退職。スーパーや登録した人材派遣会社の紹介で職を転々としたが、長続きせず、社会に不満を抱き始めた。
寺沢被告は「朝の通勤ラッシュ時、自宅の最寄り駅の西武新宿線鷺ノ宮駅から高田馬場駅の間で爆発させ、職のある人を巻き添えにしようと思った」とも供述した。
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/e/19f7cbace712aaa8835c3a16d9ae8c07