マスミンのピアノの小部屋

ピアニスト兼ピアノ指導者松尾益民が、ピアノや教育、世の中の出来事など日々感じることを、徒然なるままに綴ります。

メトロポリタン美術展へ

2012-12-10 00:54:25 | 日記
午後、上野公園内の東京都美術館で、1/4まで開催されている「メトロポリタン美術館展」へ行きました。
仕事が溜まっていて忙しいという主人も、たまには気分転換したら…ということで一緒でした。
ゴッホの「糸杉」が日本初公開で目玉だとか…。
好みから言えば、あまり興味を惹かれない絵ですけどね。
全体は自然をテーマに編集されていました。
事前に予習をしましたから、多少わかりやすかったか…。
古代メソポタミア文明の工芸品から20世紀の写真作品までテーマごとに展示されていていましたが、テーマごとより、時代ごとの編集の方がわかりやすいかも…と思いましたね。
先日のエルミタージュが時代ごとでわかりやすかったですからね。

いくつかいいなと思える絵に出合いましたが、その中の一つは、絵葉書が売ってなかったので残念でした。
…が、ネットで探すと、アップされてるのがありました。
全然知らない画家だったのですが、ワージントン・ウィットレッジというアメリカの画家の「鱒池」という作品です。
画像では本物の良さは伝わらないのですが、細かいところもで書きこまれていて、圧倒されましたね。

やはりアメリカの画家、アルバート・ビアスタットの「マーセド川、ヨセミテ渓谷」は、写真かと思えるような起伏を感じさせる絵。

先日英国水彩画展でもたくさん展示されていた、ターナーの絵も良かったですね。
「ヴェネツィア、サンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂の前廊から望む」

写真では、杉本博司の「ボーデン湖、ウットヴィル」も幻想的。

おもしろいものでは、ベルナール・パリッシーの「水の生物の大皿」で、気持ち悪さが何とも言えず…。

「水の生物の大花瓶」も面白い感じ。

他にもいろいろありましたが、疲れたのでこれくらいに。

上野公園も、秋から冬へと季節の移ろいを感じる風景でした。