マスミンのピアノの小部屋

ピアニスト兼ピアノ指導者松尾益民が、ピアノや教育、世の中の出来事など日々感じることを、徒然なるままに綴ります。

おもしろい演奏を

2013-03-17 23:48:11 | 日記
夜になってあいにくの雨。
ここ最近続けているウォーキングは、残念ながら断念して、家で踏み台昇降を。
外に出る時は、ウォークマンで音楽がフランス語かを聴くのですが、家にいる時はテレビを見ながらになってしまいますね。
ウォーキングは、日ごろ聴こうと思ってもゆっくり聴くことができない曲を聴くのにちょうどいい時間なのです。
最近好んで聴いているのは、ショパンの24の前奏曲。
思い立って、12月のプロムナードで弾こうか…と。
全曲弾くには時間が長くなるので、2回に分けないとなぁ…と思っています。
学生のころはショパンの前奏曲全曲をプログラムにのせるコンサートはよくありましたので、何度も聴いたことがありますが、ここ最近はじっくり聴いたことがなかったのです。
3種類のCDを持っているので、3つともウォークマンに入れて出かけましたが、どれを最初に聴くか…。
で、選んだのは、ダン・タイ・ソンの ショパン:24の前奏曲でした。
正解でしたね。
実にいい演奏で、この曲の良さを余すところなく表現している…そんな感じで、歩きながら聴き入ってしまいました。
漠然と、やろうかなと思っていた気持ちがはっきり固まり、12月にはこの曲…と。
その後別のCDも聴きましたが、残念ながらちょっと退屈…かな…で、途中で切り替えてしまいました。
ダン・タイ・ソンはベトナム出身のピアニストで、ショパンコンクールで優勝しています。
このCDは若い時の演奏です。

演奏によって、曲の印象は全く変わってしまいます。
どんなにいい曲でもつまらない曲になってしまったら、つまらない…。
コンサートでいつも心がけているのは、やはりいい曲をいい曲としてお伝えすること、ですね。
クラシック音楽というのは、時には堅苦しくて退屈なものになってしまいますから、できるだけそうならないように、はじめて聴いてもいい曲だなぁと思ってもらえるように…なかなか難しいことですが。