悲惨な事故が起こってしまいました。
見つかった方も、死亡が確認されたとか、せっかくの旅行がこんなことになるとは思いもよらなかったでしょうに…と思うと、何とも言えません。
天候の判断を誤ったこと、観光船の開始にはまだ早い時期だったこと、船の手入れをきちんとしなかったことなど、ホントに起こるべくして起こった事故だと思います。
救命胴衣も全員分があったのかわからないですが、昨日、船が行方不明というニュースを聞いたとき、救命ボートは備え付けられているのか?…と思いましたが、そんなものはなかったようですね。
つい、タイタニックの沈没を思い浮かべてしまいましたが、あれも、救命ボートが人数分なかったのですよね。
テレビで見た船は、あんなので大丈夫?と感じる船でした。
私ももう数十年前ですが、大学生の頃ウトロ漁港から船に乗ったことがあります。
釣り船でした。
当時の観光船は、そこそこ大きかったようで、知床半島の沖合1㎞くらいのところを航行するので、半島を間近に見ることができないと言われ、近くから見られる釣り船がいいと勧められて乗ったのでしたが、9月でしたから、水温的には大丈夫だったでしょうが、波はけっこう荒く、揺れるわ揺れるわ、完全に船酔いになりさんざんな思いをしたことがあります。
今思えば、救命胴衣もなく、ただの船って感じで、怖いもの知らずもいいところ、たぶん規制もそんなになかったのでしょうね。
船酔いでさんざんな思いをしたので、せっかく近くから見られる景色も何も覚えていませんし、その後当分は、船に乗るのに怖さが先に立ったものですが、瀬戸内海でフェリーに乗る機会があって、瀬戸内海とオホーツク海は違う!!と思ったものでした。
今回の観光船の船長さん、昨年も事故を起こしていたそうですが、どう思って出航したのでしょうね。
人の命を預かる仕事は、軽く見てはいけないということです。
コロナ禍からの復活を思っていたのかも知れませんが…。
行方不明の人たちが早く発見されることを祈っています。