マスミンのピアノの小部屋

ピアニスト兼ピアノ指導者松尾益民が、ピアノや教育、世の中の出来事など日々感じることを、徒然なるままに綴ります。

第35回プロムナード・コンサート終了しました

2015-09-13 22:13:13 | ラ・プロムナード・ミュジカル
プロムナード・コンサート、終了しました。
たくさんご来場くださいまして、ありがとうございます。

今回は、疲れました…。
弾く時間が長いことはよくあるのですが、それではないと思いますけどね。
連弾、歌の伴奏に合わせてドレスを変えたので、楽屋にいるときもゆっくりできずでしたが、朝からどうも頭痛いなぁ…という感じで、いつもならしばらくすると落ち着くのが、今日は終わるまでずっと続いたというのもありました。
直前の数日に練習時間を増やして詰めて練習したのも原因かな…とかいろいろ考えてます。
今後のコンディション作りのためには、検討しておかないと…ということで。

いつもなら、その日のうちに動画をチェックして写真を切り出したり、WEBサイトを更新したりするのですが、今日は頭痛も続いているし気力もないので、明日にしようとあきらめました。
ドレスは昨日何とか完成しました。
今回はきれいな水色。

フランスや中国に行ったとき、ドレス用に布をいくつか買って帰っていて、そういう布もいろいろあるのですが、今回は母のコレクションの中から作りました。
フランス人洋画家が柄をデザインしたというシルクでした。
布に凸凹があって、思ったより縫いにくかったかな。
母は、お筝のお師匠さんを始める前は洋裁を仕事にしていましたので、やはり布には関心があって作ろうと思っては買っていたのでしょうね。
ま、私も若干その傾向はありますが…。
私よりはるかに多くの布がしまい込んであって、ドレスに利用できそうな布は持ち帰っています。
しまい込んでいたため、防虫剤やいろんな匂いがしみついているので、虫干ししたりファブリーズしたり。

明日からはまた忙しい1週間が始まるので、今日のところは早めに寝ることにします。


今日も練習三昧

2015-09-11 23:47:07 | 日記
今日、明日は仕事も入れてないし、母達の用事もしないことにして、やっと一日練習に集中できました。
6時間くらい弾いたかなぁ…というところ。
スクリャービンの安定性のためにもう少し練習したいところでしたが、やりすぎると体調を崩すし、ドレスも作らないといけないし…。
ドレスは何にするか早くから決めていましたが、曲の仕上げに目処が立たないとやる気にならないので。
スクリャービンの「悲愴」がやっとそれらしく弾けるようになって、ヤレヤレです。

以前読んだ本で、毎日3時間半以上練習をしないと、現状維持ができない、とありましたが、3時間半毎日弾くのはやはり至難の業!
大げさではなく、演奏ばかりをしているわけではないので、その時間を確保するのはけっこう大変です。
なので、直前になるとほかのことは放っておいて、練習時間を確保するわけです。
この時間が楽しいのかもなぁ…と。

ここ数日の雨で、被害が大きくなった地域があり、テレビで見る映像はホントに胸が痛みます。
家が流されるって、何もかも失うわけで、耐え難いでしょうね。
お気の毒と思っても、結局は他人事なので、痛みは現実にはわからないですけど、ピアノが弾けてることは幸せなのだと、改めて思いますね。
我が家も川に近いところに家があるので、川があふれることはいつも心配していますが、まだそういう深刻な状況になったことはありません。
万が一、そうなったら、とりあえず1階にあるピアノの楽譜を2階に避難させないとなぁ…とか思ってますけど。
楽譜は財産ですから。
ピアノは運べませんからあきらめるしかないですね。
家が流れてしまったらそれも意味ありませんけどね。
マンションに少しずつ移した方がいいか…とか考えたりしますが、考えるだけ…。



スクリャービン:12の練習曲作品8第12番「悲愴」

2015-09-10 20:51:05 | お勧め
13日のプロムナード・コンサートのソロで弾く最後の曲は、スクリャービンの練習曲の中でも一番ポピュラーな「悲愴」と呼ばれる曲です。
スクリャービンは、1872年生まれで1915年に亡くなっていますから、どちらかといえば短命だった…でしょう。
スクリャービンは自身もピアニストで、特にこの曲は自身も好んで演奏していたようです。
スクリャービンの演奏というのがYouTubeに上がっています。

スクリャービンという人については、以前第4番のソナタを弾いた時に書いていますので、良かったら読んでみて下さい。
http://blog.goo.ne.jp/promasumi/e/a001a72063132dcc5b77ab43d48bccd5

さて、この「悲愴」と呼ばれる作品8-12の練習曲は、タイトルとして「悲愴」と付いているわけではなく、曲想として「Patetico(悲壮な)」という表示が付いているため、そう呼ばれているのだと思います。
「悲愴」と「悲壮」、若干意味が違うようですが…。
作品番号からもわかるように若い時期の作品ですから、ショパンの影響を色濃く残しつつも、若々しさと共に彼独特のピアニズムや書法が見られ、傑作となっています。
ショパンの練習曲を意識して書かれたのか、12曲をひとまとめにし、最後を「革命」のような曲で締めくくる…そんな構成になっています。
私自身は、練習曲はたぶん弾かないだろうと思っていましたが、ふと思い立って弾いてみると、意外に行けるかも…と。
プーランクの曲がしっとりと終るので、最後は華やかにしてみようと、弾くことを決めたのでした。
12番は、スクリャービンの特徴である、跳躍進行と和音の連打満載です。
これでもか…というくらいの連打の連続にはちょっと辟易しますが…。
まぁ練習曲ですから、技術の習得ということで。

テクニックのある人は軽やかに弾けるものだからやたら速く弾く人がいますが、メロディをよく響かせる適切なテンポであるべきですね。
よくアンコールで取り上げられることもあるようです。
先月の、シンフォニー・ブランチコンサートでも、阪田氏がアンコールで弾かれました。
すごいテンポで弾き飛ばしたって感じでしたねぇ…。

YouTuveにもいろんな演奏がアップされていますが、ホロヴィッツの演奏はすごい!
不思議な魅力がありますね。
やはり巨匠です。
Vladimir Horowitz Playing Scriabin 12 Etudes Op.8 No.12


練習に集中

2015-09-10 00:03:43 | 日記
台風、進路になった地域はひどかったらしいですね。
こちらは、拍子抜けするくらい何もなく…。
ずいぶん東寄りに進んだようで、関東地方も雨で大変なようです。
川崎のマンションは川に挟まれたところなので若干心配ですが、特に何も言ってこないので大丈夫でしょう。
多摩川は河川敷が水に浸かったとか…まぁそういうことは我が家の近くでもよくありますから。

コンサートの準備もいろいろしないといけませんが、ここ数日はとにかく曲の仕上げに向けて練習三昧です。
覚えたと思っても、翌日にはあれ??何だっけ…という状況になるので、ただひたすら繰り返して、手に覚えさせるしかないのですけど。
もちろん、曲の構成とかハーモニーの変化とか、そういうことも考えて弾いてますが、やはり手が覚えないと、曲のスピードについていかないわけです。
生徒たちにもよく言うのですが、クリアすべき回数が人それぞれあって、それをこなさないと弾けるようにならない…と。
クリアすべき回数をこなしたと思えるのは、手が軽くなるからわかりますね。
余分な力が抜ける…そんな感じです。
まだ抜けきっていない曲があるので、あと3日頑張らねば…。

今日はスクリャービンの練習曲について書こうと思っていましたが、早く寝ないといけないので、後日…ということにしました。
何しろ、午前中にうまく頭が回るようにしないといけませんから…。


洗濯機のくず取りネットを

2015-09-09 00:00:31 | 日記
我が家の洗濯機、何年使ったでしょうか。
壊れないのでずいぶん使い続けています。
よく見ると、「2002年製」と書いてあったので、もう13年…。
長年使うといろいろ不具合が出て、お風呂のお湯のくみ上げにちょっとコツが必要になったり、くず取りネットが破れたり…。
くず取りネットはどうしたものかと困っていたのですが、このたび、上手くいきました!!
初めは、100円ショップで「くず取りネットワイド」というのを買って説明に書いてある通り取り付けて使ってみましたが、ゴムの加減で何か今一つ。
思い立って、折り返して縫い付けてみることに。
上手くいきましたよ!!

これでしばらくごみ取りから解放される。
ついでに、すき間とかの汚れもきれいにしましたから、スッキリ!
コンサート前にやることではないですが、「思い立ったが吉日」ですから。

プーランク:8つの夜想曲

2015-09-08 21:40:28 | ラ・プロムナード・ミュジカル
プーランク(1899~1963)の曲は、全曲弾きたいと思っているので、折に触れて取り上げています。
13日のプロムナード・コンサートでは、「8つの夜想曲」を弾きます。
プーランクの曲は最近よく演奏されますが、ナゼルの夜、15の即興曲、3つのノヴェレッテなどがよく取り上げられています。
私自身もこれらの曲はすでにプロムナードでも弾いたので、今回は夜想曲です。
この曲はあまり演奏される機会は多くないですね。
第1番をCDで聴いた時、なんていい曲だろうと思って、いつか弾きたいと思っていました。
昨年のリサイタルで1番だけ弾きましたが、今回は8曲のうち7曲を弾きます。
時間の関係と、少し冗長な感じになるため…です。

さて、夜想曲(ノクターン)と言えばショパンが有名ですね。
夜を想う曲ということでしっとりした曲が多いですが、プーランクはまるで違います。
何で夜想曲と名付けたのか???
どちらかといえば朝の雰囲気かなぁ。
第1番はハ長調で、ホントにさわやかというかハ長調がこんなに美しいか…と。
心にしみる魅力的な曲です。

第2番は「少女の舞踏会」と名付けられていて、少女たちの活気にあふれた舞踏会の様子が思い浮かぶような曲。
一見易しそうな楽譜なのに、これが意外に弾きにくいのですよね。
意表を突く音型もあったりして、少女たちの心を反映しているのかも。
おもしろい曲です。

第3番は「マリーヌの鐘」というタイトルです。
今回はこれを省略します。
中間部で少し変化しますが、全体に静かな鐘が延々と続きます。
不思議な雰囲気ですね。

第4番は、「幻の舞踏会」というタイトルで、開かれることのなかった舞踏会を思い、悲しんでいるかのような曲。
ジュリアン・グリーンの「幻に生きる人々」の一部が楽譜冒頭に記載されています。
パスカル・ロジェのCD解説(高橋昭氏解説)にある訳を掲載しておきます。
「ワルツやスコットランド舞曲の一音さえ家じゅうから消えた。
そこで病人は祭りに加わり、若き日の良き歳月を粗末な寝床で夢見ることができた。」

第5番は「しゃくとり虫」というタイトル。
すごく変な曲ですが、しゃくとり虫の動きを実にうまく表現している…と思いますね。
譜読みをしている時は「何じゃこりゃ!」とか思いましたが、変にはまってしまいました。

第6番は、タイトルなしでト長調。
冒頭テーマは厳かな雰囲気で始まるのですが、途中につぶやくような変なフレーズが出てきて、これもなかなか理解不能…。
何を表現しようとしているのかとか、考えてしまいますね。
でも、こんなフレーズが作れるのは不思議というかプーランクってすごい!…ですね。

第7番は変ホ長調でこれもタイトルなし。
非常に魅力的な曲です。
この曲も中間部に変わった雰囲気が出てきますが…。
そろそろ夜想曲っぽくなってきた…か。

第8番は、ト長調で「曲集のコーダをなすものとして」というタイトル。
抒情性にあふれた心にしみるしっとりとした曲です。
過去を懐かしむかのような雰囲気です。
この曲の終わりのモティーフと第1番の終結部のモティーフは同じもので、この曲がこの曲集を締めくくるものだということを表しています。

1930年ごろから1938年にかけて作曲されていますが、当初は連作という意識はなかったものと思われます。
作曲を進めるうちにまとまりということを意識したのか…。
それぞれ関係なさそうなタイトルがついていますが、連作としてまとめて演奏するとドラマがある…ように思いますね。
特に第8番はホントに終結部だ!という感じですので。
しっとりと味わい深く終わりたいものです。

CDは、この曲に関しては、エリック・ル・サージュの ナゼルの夕べ ~ プーランク : ピアノ・ソロ作品集 がいいですね。






秋めいて…台風も

2015-09-07 23:50:30 | ニュース
9日に東海・近畿上陸か=台風18号、大雨警戒―気象庁

今日は朝から涼しく、そのまま一日中涼しいまま。
何か一気に秋めいてきましたね。
8月の暑さがうそのよう…。
このまま秋突入というわけではないと思いますが。

台風がまた来るようですね。
何か近畿直撃っぽい。
今朝の天気図では、11日ごろに直撃っぽかったのですが、夜には9日となっていて、ちょっとホッとしたり…。
何しろ13日がコンサートですから、遅くなると困るのですよね。
とりあえずコンサート以前に通り過ぎるようなので、その点はヤレヤレですが、台風はやはり困りますね。
17号も関東方面に行きそうだし…。

連弾合わせ2回目

2015-09-07 00:19:23 | ラ・プロムナード・ミュジカル
午前中から連弾合わせの2回目。
なかなか順調…とは言えませんでしたが、何とか…行けそうです。
秋の曲のメドレーは、私自身もまだ自分のものになったとは言い切れない状況なので、この1週間で弾きこむ予定。

三男は、当初から今日東京に戻る予定でしたが、朝から私が合わせでバタバタしていたので、午前中のうちに戻って行きました。
お天気が良かったら京都に寄りたいと言っていたのですが、あいにくの雨。
…で、行く気をなくしたようでした。
今日の朝ごはんは、リクエストしておいた出汁巻き卵を作ってくれました。

さすがにおいしいですね。
朝ご飯、もちろんこれだけではなく、パンもコーヒーもデザートも付けましたよ。

この週末、三男がご飯を作ってくれ、片付けもしてくれたおかげで、けっこうピアノの練習の時間が取れ、ソロの曲の暗譜が何とか…というところまでこぎつけました。
あと1週間でさらに練っていきたいところです。
今日の午後、三男が帰って落ち着いたので、さぁ練習!…と思ったのですが、今朝も自治会の放送で早く起こされてしまい、お昼ご飯の後は睡魔が…。
今週は、午前中のコンサートで調子が上がるように、朝型の生活にしないとなぁ…。

今日の家ご飯

2015-09-06 00:43:28 | 日記
三男は昨日、遠出でお疲れのようで、居間で寝てしまっていました。
朝は早くから起きて、朝ご飯から作ってくれました。
オムレツにポテトサラダ。

コーヒーも入れてくれたし…。
朝は分別ごみの日で、出すものがけっこうあったのでアタフタと出しに行って帰ったら、朝ご飯ができてる…いいですねぇ。

お昼は、歌の伴奏合わせの後、うさぎで。
いつもの花籠ご膳を。

夕方、母のところに三男を連れていくと、やはりとても喜んでいました。
しばらくいて、その後買い物に行って晩ご飯を作ってくれました。
せっかくだから握りずしを。

サラダはドレッシングも作ってくれますから、いつもと違っていいですね。

据えかけ膳も今日まで。
明日は東京に帰るようなので、残念…。
お料理上手の息子を持つといいものです。

通院の日

2015-09-05 00:43:45 | 日記
母の通院の日。
お天気が良くなって良かった。
時々、急に雨が降ったりするし、このところよく雨が降ってましたから。
暑かったけど、それでも一時よりはずいぶんマシ!
母は大きく変わりはなく順調でした。
一段としっかりしてきて、1年前は何だったんだろう…と。
高齢者住宅でよく面倒を見てもらっているようで、とりあえずは日々変わりなく過ごしているので、余分な気を遣わなくていい。
それが一番ですね。
ほぼ通院の日だけしか行けませんが、それでも行くととても喜んでくれますし。
13日のプロムナード・コンサートは、ヘルパーさんに連れて行ってもらうことにしました。
前から聞きに行きたいと言っていたのです。
まぁ今のような状況だったら出かけても大丈夫そうなので。

一方、お義母さんは病院を退院したくないと言ってごねてるとか…。
こちらは困ったものです。
ヘルパーさんが、母のところとお義母さんのところと共通なので、今日、日頃どんな状況かというのを尋ねてみましたが、やはり思った通りでした。
自己主張が強すぎてどうもうまくやっていけてないようです。
…で、病院を退院したくない…。
人のお世話にならないといけなくなったら、8割方は我慢かなぁ…と思うのですけどねぇ。
思い通りになるわけないのですよ。
それが嫌なら自力で何でもできるようにするしかないですから。
人は、自分の思い通りには動いてくれないのは当たり前のこと…です。
みんなそれぞれ違う価値観を持っていますから。
どうしたものかと、頭の痛いところ…。

三男は、今日は朝から奈良方面に出かけました。
吉野に行きたかったとか…。
疲れて帰って来たので、今日のご飯は私が。
残念…。
せっかくの休みだから、楽しみもないとね。
三男は家でピアノを弾きたいと思っているのですが、今は私の練習時間を侵食してほしくないので、出かけてくれて私はヤレヤレでした。